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第11章 王子動物園　夜桜通り抜け

こっちがもう許してって言っても
調子に乗って責め続けるから、
私は…イキ過ぎちゃって頭が痛くなって。

悪ふざけし過ぎた旦那さんに
拗ねたふりをして背中を
向けたままでふて寝してたんだけど。

背中を旦那さんに向けているから
今旦那さんがどんな表情を
してるのかは見えないんだけど…。

オロオロとうろたえた感じで…、
こっちに必死に呼びかけて来るから
もうちょっとしたら…、
こっちも…機嫌を…直そうかなとか
そんな事を…考えながら。

意地悪された…仕返しを
意地悪で…返したりしたりして…。

そんな事をしている間に
４月４日は…いつの間にか
夜の０時を…過ぎてしまって居て…。

知らない間に翌日の４月５日になっていた。



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結局……あの後…私は
怒ってないよって旦那さんにぎゅっとして
仲直りと言うか機嫌を直したんだけど。

じゃあ…もう１回…いつも通りに
えっちしましょうって
仲直りセックス？？みたいなのを
したいと旦那さんに言われて……
もう１回えっちして…そのまま
仲良く繋がったままで寝落ちしちゃって。

もうそのまま寝ちゃいましょうよ…って
５日に予定がないのを良い事に
そのまま…寝たんだけど…。

朝になって…お母さんから…
桜が綺麗に咲いてるから…
皆でお花見に行かないかってLINEが来たから。

宿泊者特典のモーニングを食べて
お風呂に入って、ラブホテルから
服を着替えに…垂水に戻って。
着替えて…彼と一緒に実家に向かって。

うちの両親と…妹一家と一緒に
うちの父の車に一緒に乗せて貰って
垂水健康公園にお花見をしに行った。

お母さんが…お重にお弁当を
作ってくれてたから…シートを広げて
皆でお弁当を一緒に食べて。

お花見を楽しんだんだけど、
甥っ子の大和は…桜の花よりも
公園の遊具の方が興味ある…みたいで
港斗くんが大和を連れて
遊具のある方に遊ばせに行ってくれて。

大人達はゆっくりお花見を
楽しませて貰って。
広げたお弁当も片付いたから
港斗君と大和の様子を…
遊具のある方に見に行ったら。

どっちが子供なのか分からない位に
汗掻いて遊んでいる旦那さんの姿があって。