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12歳年下の旦那さんとの甘い生活2
第22章 2025年4月29日 ~夜~

「私はその付き合っていた彼の事が
忘れられず…彼とは年齢差も12歳
あったので、交際になるまでに
時間が掛かった……感じでした…。
交際が始まった…きっかけになったのは…
あそこに見えているコンチェルトです…」

と、言った時に…ガーデンの
人工芝の上に並べられた
ガーデンチェアに座っている
ゲストの視線がモザイクの横に
停泊しているコンチェルトに向くのがわかった。

内山さんが今日の為に用意してくれていた
…ショートムービーで
モザイクの所を出航するコンチェルトの姿…が
屋外に設置されたスクリーンに映し出される。

コンチェルトでのトワイライトクルーズ
コンチェルトで交わした彼との会話。
そして先月の結婚式で、彼が
あの時に言っていた事を
有言実行してくれたエピソードを話した。

『はぁ~~、巴姉サンと
生田サンの馴れ初めのエピソード
素敵ですぅ~~、ロマンチックですねぇ~』

葵ちゃんは体は小さいけど
相変わらず声は大きくて
良く通る声質と声量だから
外でも…端から端まで聞こえていて。

「交際をスタートさせるまでも
決意が出来なかった私を、
交際をスタートさせてからも
最初からずっと結婚の意志を
示してくれていた彼を、
私は素直に受け入れる事ができなくて…
それも…私が……はいって言うまで
待ってくれた…彼に…、
こうして彼のお嫁さんになれた事に………」

そこまで…言って色んな今までの
感情が…思い出が…思い出されて
ポロっと…涙が…目から零れて来て。

ポロ…、ポロと…1粒…
また…1粒と…涙の粒が溢れて来る。

ツーゥっと…頬を流れて行く
頬を濡らして行く涙の粒を
旦那さんが指先で掬ってくれて…。

まだ…溢れる前の目尻に
溜まっている涙を指の腹で拭う。

『いいんですよ…、巴…。
ゆっくりで…いいんです。
これから先は…ずっと一緒ですから。
巴の…8年…を…消し去る事は出来なくても
この先の10年、20年…30年…
その先も…ずっと一緒に居て下さい…僕と』

誓いの言葉と言うより…、今
ゲストの前で…私はまた
旦那さんにプロポーズをされていて。

「はい、…一緒に…居させて…下さい…ッ…」


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