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12歳年下の旦那さんとの甘い生活2
第22章 2025年4月29日 ~夜~

『それでは、誓いの言葉を…』
『ミナト、おもろいの期待してんで』
『ライト、ウケ狙いとかじゃないから…』
と言う…來翔さんと旦那さんのやり取りに
旦那さんの友人達サイドから笑いが起きる。
『なんや、なんかする前からウケてんやん』
人前式の立会人代表で前の
壇上の所に立っていても
相変わらずなマイペースぶりで。
予め、今日の人前式での挙式の為に
2人で考えて来た誓いの言葉を
印刷した用紙を飲食店で使う
木目の表紙のメニュー表の
クリアポケットに入れて
読み上げられる様にしたもの…。
「『本日は、私達夫婦の為にお忙しい中
お集まり頂きましてありがとうございました』」
『僕と…巴は…去年の8月に
既に入籍は済ませておりまして…。
挙式も…実は今で3回目になります。
僕と彼女は…お互いのアパートの
近くのスポーツジムでの出会いから
交際をスタートさせるまでは…
4ヶ月……の時間が掛かりました』
『へぇ~、そうやったんや…何でなん?』
港斗の言葉にいつもの調子で
普通に來翔さんが質問して来て。
『僕は…彼女と…巴と出会ってすぐに
彼女の事が気になって居たのですが、
最初の1ヶ月は…言葉を交わした事もなく』
『ミナトにしては珍しい感じじゃない?』
今度は有翔さんの方が…、
港斗の言葉に質問で返して来て。
『最初は異性として…彼女に意識を
して貰えて無かった……感じで…』
「あの時の私は…、結婚を考えていた
8年間交際していた3歳年上の彼が居まして。
その彼が浮気をしていた事がわかって、
捨てられた感じでストレスで
激太りして…しまって、このままじゃ
いけないとジムに通い始めたのですが…」
と…私と彼の馴れ初めの話をして。
誓いの言葉と言うよりは、
ラブストーリーは
ウエルカムスペースに置いてたけど
書いてあるのはラブストーリーの
定型文の2人が出会った日、
付き合い始めた日、
プロポーズの日、
婚姻届けを提出した日、
そして…今日の日付…が書かれている
だけなのでその詳細は分からないけど…。

