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第1章 巴の憂鬱

お部屋のタイプによっては、
和室があるお部屋があるらしくて…。

小さな子供がいる妹の
千冬達も…泊って貰えるって
分かって良かったし嬉しかったんだけど。

前日の…１４日の日は…、
結婚式の特休を…１日貰って…。
ラ・スイート神戸ハーバーランドに
旦那さんと一緒に泊まる事になってる。

「そう言えば…、港斗は…
ラスイートは泊まった事あるの？」

『いえ…、僕は…あそこは…
泊った事…は…ない…ですね…。
ラスイートは…女性が好きそうな…
感じのホテルなんで……。
今まで……行った事無くて…』

「私も外から…眺めてただけだよ…」

『…金曜日はゆっくり出来そうですね…。
万葉倶楽部でも良いですし、蓮に
行っても良いですし…。アトアに
行っても良いですし…。三宮で
買い物したりしてからでも良いですし…』

今週は結婚式があるから
最後の２９日に…最終の
オーシャンプレイスさんとの
打ち合わせの予定を入れてるから。
１４日の日はゆっくりと…
旦那さんとのデートを楽しめるから
金曜日はどうしましょうかと
旦那さんが色々と…私に
１４日はどうしましょうかと
１４日のプランを提案してくれる。

「あ、…そうだ…。折角だから
三宮のスイーツパラダイス…
一緒に…港斗と…行きたいなって」

私がそう…旦那さんに伝えると、
私の口からスイパラが
出て来たのが意外だったのか…
彼は驚いたような感じの表情をしていて。

『…スイパラ…そうですね…、
あの事があってから…スイパラ
行きましょうかってなりませんでしたし…。
そうですね、行きましょうか…スイパラ。
確かLINEで…予約できるんで…。
予約しておきますね…金曜日』

今は…丁度…イチゴのスイーツも
食べられるみたいで。イチゴも
食べ放題になる…一番いい
コースで旦那さんが予約をしてくれて。

金曜日の予定は…泊る場所と
ランチを食べる場所だけが
その時に決まった感じだったんだけど。

三宮をブラブラしてもいいし、
ハーバーランドの辺りを
ブラブラしてもいいし…。

給湯機がお湯張りが出来たと
メロディと一緒にお知らせして来て。