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12歳年下の旦那さんとの甘い生活2
第5章 コンチェルトでの船上ウエディング

そして…その後は…港斗君から
お義父さんの胸ポケットに
お返しの印として今までの
お礼として…ブートニアを
差すブートニアセレモニー…。
そろそろ行きましょうかと
声を掛けて貰って、
新郎新婦の控室を後にした。
チャペルの…ドアを…スタッフの
人が両側から開いて。
ゲストの視線が…自分に集まる。
ドッドッドッドッ…っと
自分の心臓が早鐘を打っているのが
耳から聞こえる感じが…して
耳の血管が脈打ってる感覚がする。
『巴ちゃん…大丈夫…。
私が見て来た中で…一番…
綺麗で幸せな花嫁さんだから…自信持って』
「……ありがとう…おかあさん…」
そう…自分の母親に…背中を
押される様な言葉を貰って…。
身体を低くしてベールダウンをして貰う。
ベールダウンをして貰って、
バージンロードの先に視線を向けると
こちらに向かってほほ笑む
旦那さんの顔が見えてホッとする。
紫杏さんの所のおちびちゃん
ふたりがフラワーガールを
うちの妹の子供の大和に
リングボーイをして貰って。
フラワーガールがバージンロードに
撒いた花びらの上をお父さんに
エスコートして貰って…。
参列者の拍手の中…で歩き始める。
『巴…幸せになれよ…、あの…
旦那だったら心配無さそうだがな…』
そう…自分の隣にいるお父さんが
私にだけ聞こえる声で言って来て。
「……う…んッ…。ありがとう…
お父さん、私…もう…、
彼に出会えて、…彼の…港斗君の
お嫁さんに…奥さんになれて幸せだよ…?」
『まだまださ…』
「へ…?…まだまだ…って…」
『結婚なんてな…、
始まりでしかないしな…。苦労も
あるだろうが…もっと…楽しい事
嬉しい事…忙しいけど色々ある』
そう言って私の顔を見て
お父さんの目に泣きそうに
なって居る私の顔が映っていた。
私から視線を外すと…
お父さんの視線の先には…、
妹の千冬の姿と…その妹の
旦那さんの孝明さんの姿があって。
お父さんの…脳裏には…
私達姉妹が生まれた時から…
今までの…色々な…事が
駆け巡って思い出の数々を…
遠い事の様に…感じてるのかなって…。

