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愛の時間 ○○連発
第38章 枕営業して契約を取り付ける女

店長、お願いがあるんです!
そう早口で告げると、
バッグから生命保険のカタログを取り出した。
「実は私、こういった商品の
セールスレディもしてるんですけど」
「おやおや、そんなバイトもしてるのかい
でも残念だけど、
それは力になってあげれないねえ」
差し出したカタログをやんわりと押し戻された。
「そう言わずに、
ぜひともお話だけでも聞いてください」
千載一遇のチャンスだと思い、
真由美は食い下がった。
「そうですか?…
まあ、そこまでおっしゃるのなら」
そう言いながら
店長は仕方ないですね…
では話ぐらいは聞いてあげましょうかと
言ってくれた。
「すいません、ありがとうございます」
そう言いながらグイっと前に進み出た。
おそらく柔らかい女のいい匂いが
天野の鼻に届いたはずだ。
「突然にこんな話をしても
ビックリされちゃいますよね」
天野は「まあね」と言いながらも、
バックヤードの狭い部屋で
差し向かいで話すと親近感が生まれるのか
男の相好が崩れた。
「ほんとに申し訳ございません」
そういいながらも商品カタログを
せっせと押し広げてゆく。
「この保険、ほんとに条件がいいんです。
それに今なら契約してくれれば
特上のサプリメントをサービスしちゃいます
このサプリメントを飲み続けると
体の内側から効いて
お肌がスベスベになるんです。
実は私も飲んでいて…ご覧になります?」
そう言って真由美は
コンビニユニフォームの第二ボタンまで外し、 若々しいデコルテをさらけだしながら
天野に笑顔を投げかけると
「へえ…そうかい」と言ったきり口をつぐんだ。
天野の視線は、
かなり際どく開いた真由美の胸元に
釘付けになっていた。
「あ、見るだけじゃ
スベスベかどうかわからないですよね
よければ触ってみます?」
とにかく自分のペースに持ち込まなければと
天野が寡黙になった瞬間を見逃さずに
追い討ちをかけた。
「え?…いいの…かな?」
年甲斐もなく天野は
頬を紅潮させて耳まで真っ赤だった。
「さあ、どうぞ、どうぞ」
真由美は天野の目を見ながら
さわやかな笑顔を振りまき、
さりげなく男の手を取り胸元へ導いた。

