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愛の時間 ○○連発
第52章 仕事の依頼を体で支払う女

菜々は今にも崩壊しそうなビルの
地下フロアのドアをノックした。

「私よ…入るわよ」
相手の返事を待たずにバッグからスペアキーを取り出し、
解錠させて部屋へ足を踏み入れた。
薄暗く埃っぽい部屋…
一番奥の部屋から灯りが漏れ、
カチャカチャとキーボードを叩く音だけが聞こえていた。

「お久しぶりね」
声をかけるとようやくその部屋の主はディスプレイから目を外し菜々に視線を送った。

「どうせまたくだらない仕事の依頼なんだろ?」
30代半ばの痩せこけた男が慇懃な声で返答した。
もう何年も太陽光を浴びてないかのような青白い顔…
四六時中パソコンのディスプレイを見つめているせいか
目をしょぼしょぼさせながらギョロリとした目で菜々を見つめた。

「そんな事を言わないでよ。
この業界はギブアンドテイクじゃない。
持ちつ持たれつ仲良くやりましょうよ」

「仲良くねえ…
もうあんたと知り合って何年になる?
そろそろお互い、いい仲になってもよさそうなものだが?」

「この前、お口で処理してあげたじゃじゃない」

「この前?
何年前の事を言ってるんだ?
そろそろフェラだけじゃなくちゃんと抱かせろよ」

「抱かせろ?
はん、万年チェリー坊やが何を言ってるのよ」
菜々がそう言うと
男は顔を真っ赤にして
再びディスプレイに向き直り
「童貞だからってバカにするなよ」と小声で愚痴を言った。

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