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愛の時間 ○○連発
第10章 熟女とのセックス
そう…記念だからと
大事にしまっておいたAVビデオを見られてしまったのね…

娘の彼氏である雄一に口説かれて抱きすくめられ、
押し返そうとぶ厚い雄一の胸板に置いた手からスッと力が抜けた。

それをOKの合図だと勘違いした雄一が鼻息荒く
「やったあ!いいんですね?一発やらせてくれるんですね」と
さらに体を密着させてきた。

「いけないわ!
貴方は瑠璃子とお付き合いしているんでしょ?
娘を裏切るような事をして恥ずかしくないの?」

今日のことは忘れてあげるから頭を冷やして冷静になりなさい!

母親が息子に説教するような口調で美登里は雄一をなじった。

「黙ってりゃわからないさ、それに美登里さんはAV女優だったから今さらおま○こしても痛くも痒くもないでしょ?」

AV嬢だって一人の人間なのだ。人権だってある。
ヤリマンでもなければダッチワイフでもない!

気付けば雄一の頬を
思いっきり平手打ちしていた。

パンッ!!

頬を打つ乾いた音がリビングに響いた。

雄一は打たれた頬に手を添え、
腫れ上がる頬の感触に呆然と立ち尽くした。

「あなた、瑠璃子と上手くいってないの?
私を襲う暇があるなら瑠璃子をもっと愛してあげて!」

美登里は娘の瑠璃子と交際している雄一が
恋愛期間中によくある倦怠期に差し掛かっているのだと思った。

セックスの波長が合わず、
雄一が求めた時に瑠璃子が拒んだりしたのだろうと想像した。

「瑠璃子さんとは上手く付き合ってます。
セックスだってお互いの体の相性はいいし…」

雄一の目からぽろぽろと涙がこぼれた。

「じゃあなぜ…
興味本位でこんな年増女と一発やってみたいと
軽い気持ちで襲おうとしたわけかしら?」

美登里の頭の中に先ほど雄一が言ったAV女優をしていたのだから
ヤラせてくれという言葉が甦った。

「違う…違うんです!
俺はバカだから上手く説明出来ないけど…
瑠璃子を愛してるけど、美登里さんのビデオを見たあの日から
俺の心にあなたが住みついてしまって…
瑠璃子も愛してるし、貴女も愛してるんです!
正直、どちらが好きともわからなくなってきて…」

真正面から『好きです、抱きたいんです』と言えば
瑠璃子への裏切りになってしまうからと
元AV女優だから一発ぐらいさせろと心にもないことを告げてしまったのだと
泣きじゃくりながら雄一は告白した。
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