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わたしの放課後
第3章 アクメの誘惑
 おじさんはどうなのだろう。奥さんがいたのだから『浮気』なのか。もういないから『浮気』ではないのか。気にするようなことではないのかもしれない。おじさんはいつも優しくわたしに接してくれているのだから。

 「あなたもこの頃楽しそうじゃない? 好きな人でもできたんじゃないの? 女の子って急に雰囲気が変わるときがあるものね」

 たわいもない冗談…のつもりで言っているのだろうか。それとも元教師でもある母の経験に基づく『オンナの勘』というようなものなのか?

 『うん。好きな人できたよ。50歳も年上のおじさん。おかあさんが浮気しているときにわたしもおじさんとセックスしてる。もう何回も』
 『やっぱり…。でも素敵じゃない。歳の差があるってそれだけでワクワクしちゃうわよね』
 『こないだアクメしたの』
 『あら、そうなの? わたしも彼にいつも『アクメ』させてもらってるの。彼はえーと…20歳くらい年下かな』
 『お父さんにはさせてもらったことないの? 『アクメ』…』
 『そうなのよ。だからわたしもう抜けられないかも』
 『抜けられない…そうだよね。わたしもそうなの。すごく『ヤリたい』っていう気分になってた日に『アクメ』しちゃったの。お母さんもそう?』
 『そうね。わかるわ。『シたい』じゃなくて『ヤリたい』っていう感じ…』
 『セックスじゃなくて…』
 『お〇んこ…でしょ? メスとしての悦び…』

 母ならそんなふうに受け答えしてくれそう…そんな妄想をしてしまう。秘密って絶対隠さなきゃ…って思う割に、誰かに話したい…って思ってしまうのが不思議。

 「女子校なんだからカレシなんかできないよ…じゃ、いってきます」

 辛うじてそう言って家を出た。母の笑顔を思い出して、わたしは母も彼とのセックスできっと『アクメ』している…と思った。『メス』になって…。性器どうしがふれあう快感から感覚がだんだん大きくなって身体じゅうに広がっていくあの感じ…。
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