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わたしの放課後
第3章 アクメの誘惑
 駅に着いて電車に乗る。吊革につかまって景色を眺めている…ふりをしている。今日からふだんどおりの時間割になっちゃうのが残念。…これって、わたしもおじさんと逢える時間が減ることを嘆いている…ってこと。お母さんと同じ…って思ったら、口角が上がってしまった。

 おじさんにならわたしの秘密はなんでも話せてしまうような気がする。今日もおじさんとセックスしたい…ヤリたい…。乳首が固く尖ってブラジャーに擦れてる。吊革を握る掌が汗ばんできた。あそこもきっと濡れてしまっている。カラダが勝手に暴走し始めて、わたしの理性を吹き飛ばそうとしている。もう学校になんか行かないでこのままおじさんの家にまっすぐ行きたい…。『アクメ』したい…。『メス』になりたい…。

 おじさんはわたしのことを『賢明』だなんて言ってくれたけど、前に座っている人も、前で吊革につかまっているわたしが、まさかこんな恥ずかしい妄想をしているなんて思ってもいないのだろうな…。

 おじさんがわたしを『賢明』と言ったのは、はじめてセックスしようとしたときにスキンを用意していたから。このまま、ヤリたい気持ちに負けておじさんの家に直行してしまったら、おじさんは家に迎え入れてはくれるだろうけど、悲しい気持ちになるかもしれない…。

 わたしは普段どおり学校がある駅でおりた。同じ制服の子たちに交じって歩いていると、また、自分が恥ずかしい妄想をしていることが意識される。

 《みんなはセックスしてないの? みんなのお母さんは浮気してないの?》

 余計なことまで気になってしまった。このまま授業に突入しても集中できなさそう…。ぜんぜん『賢明』じゃないわたし…。おじさんにはちょっと悪いと思ったけどこんなことも考えてみた。セックスしたのはわたしがお願いして相手をしてくれたようなものなのに。

 《おじさんは悪い人じゃないけど、わたしみたいな女子高校生とセックスしているのはどうしてなんだろう? いい歳をしていてちょっと分別がない人なのでは?…》
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