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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第42章 ヌードモデルの先輩

「撮影日が日に日に近づいてるけど心持ちはどう?」
美幸の前に麦茶を置いて私は座卓の対面に座る。
「はぁ……凄く緊張します……」
「まあそうだよね。」
「梨果ちゃんは凄いですよね。」
「梨果の場合は当日急に頼まれた流れだったけどね。それでも凄く緊張したと言っていたよ。」
「でも……」
「ん?」
声を沈める美幸。
「……父から事件の話を聞きました。正直耳を塞ぎたくなるような内容でしたけど……」
梨果のヌードに気を狂わせた父親がレイプ未遂を犯した事件のことだろう。
「あ、あぁ……でも真田さんは大丈夫。きっと二の轍を踏むことはないと思うよ。」
「私もそう思います。事件の話は全く現実味がなくて私としては梨果ちゃんが言うような心配は全然なかったりします。」
「……そっか。」
「はい。父は私を娘としか見るはずもなく、ましてや私に欲情するなんて絶対あり得ません。」
それは美幸の身体を見たことがないのでなんとも言えなかった。なぜなら“この年頃の少女の身体は魔物”だからだ。
梨果を例にしても父親を含め、正常な人間を魅了し狂わせてきた場面を幾度と見てきた。
(私だって例外ではない……最悪梨果との関係を壊しかねない。)
なので私は撮影会の参加を辞退したかった。
美幸の前に麦茶を置いて私は座卓の対面に座る。
「はぁ……凄く緊張します……」
「まあそうだよね。」
「梨果ちゃんは凄いですよね。」
「梨果の場合は当日急に頼まれた流れだったけどね。それでも凄く緊張したと言っていたよ。」
「でも……」
「ん?」
声を沈める美幸。
「……父から事件の話を聞きました。正直耳を塞ぎたくなるような内容でしたけど……」
梨果のヌードに気を狂わせた父親がレイプ未遂を犯した事件のことだろう。
「あ、あぁ……でも真田さんは大丈夫。きっと二の轍を踏むことはないと思うよ。」
「私もそう思います。事件の話は全く現実味がなくて私としては梨果ちゃんが言うような心配は全然なかったりします。」
「……そっか。」
「はい。父は私を娘としか見るはずもなく、ましてや私に欲情するなんて絶対あり得ません。」
それは美幸の身体を見たことがないのでなんとも言えなかった。なぜなら“この年頃の少女の身体は魔物”だからだ。
梨果を例にしても父親を含め、正常な人間を魅了し狂わせてきた場面を幾度と見てきた。
(私だって例外ではない……最悪梨果との関係を壊しかねない。)
なので私は撮影会の参加を辞退したかった。

