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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第54章 トラブルメーカー美月

「美月さんは?」
「階下の病室にいるよ。怪我はないけど一応入院だって。さっき母さんと一緒にいた警察官に聴取されてたみたい。今頃ご両親がいらしていると思う。」
コンコンコン
病室がノックされた。早速美月の両親がやってきた。仕立てのよいスーツを着た夫婦だった。
「この度は娘をお守りいただき、更にお怪我をされたとのことでなんとお詫びしてよいやら……」
そう言い父親が菓子折りを渡してきた。
「いやいや、私どもが目を離したのも悪く……」
「あの失礼ですが梨果さんのご両親はいかがされているのですか?」
「そ、それは……その。」
「お聞きしたところによるとあなたは叔父様で今はそちらのお宅に梨果さんが住まわれてるとお聞きしてます。」
「ええ、その通りです……」
「なんとも“いやらしい事件”がきっかけとかで正直あまりウチの娘を近寄らせたくはなかったのですが案の定こんなことに……」
「これ、母さんやめなさい。」
「あなた!美月のためです!」
「……妻が失礼いたしました。」
バタン!
梨果が走って出て行った。
「梨果!……友也、頼む。」
「わかった!」
友也は梨果を追って行った。
「せめて梨果の前で仰らなくても……」
「……失礼します。」
美月の両親は出て行った。
「階下の病室にいるよ。怪我はないけど一応入院だって。さっき母さんと一緒にいた警察官に聴取されてたみたい。今頃ご両親がいらしていると思う。」
コンコンコン
病室がノックされた。早速美月の両親がやってきた。仕立てのよいスーツを着た夫婦だった。
「この度は娘をお守りいただき、更にお怪我をされたとのことでなんとお詫びしてよいやら……」
そう言い父親が菓子折りを渡してきた。
「いやいや、私どもが目を離したのも悪く……」
「あの失礼ですが梨果さんのご両親はいかがされているのですか?」
「そ、それは……その。」
「お聞きしたところによるとあなたは叔父様で今はそちらのお宅に梨果さんが住まわれてるとお聞きしてます。」
「ええ、その通りです……」
「なんとも“いやらしい事件”がきっかけとかで正直あまりウチの娘を近寄らせたくはなかったのですが案の定こんなことに……」
「これ、母さんやめなさい。」
「あなた!美月のためです!」
「……妻が失礼いたしました。」
バタン!
梨果が走って出て行った。
「梨果!……友也、頼む。」
「わかった!」
友也は梨果を追って行った。
「せめて梨果の前で仰らなくても……」
「……失礼します。」
美月の両親は出て行った。

