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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第59章 美幸を品定め
「なんで梨果がおじちゃんの隣なの?」

「私はいつもおじさんの隣って決まってるの。」

「私もおじちゃんの隣がいい!」

食事をしながらまた梨果と美月の小競り合いが始まった。

「わかったわかった美月さん。俺が交代するから。」

「やったー友也くん優しい。いい彼氏を持ったね奏音。」

「なんで上から目線かなぁ。」

奏音が苦笑する。

「友也くんも美月を甘やかさなくていいよ。全くこの父子は甘いんだから。」

梨果がブツブツ言っていた。
とりあえず両手に花?になった。

食事を終えて皆で片付けを済ませ、友也は奏音を駅まで送り届ける。

「美月さんも一緒に帰るよー」

「美月泊まってく。」

「はぁ?明日学校でしょ。制服は?」

梨果が突っ込む。

「うぐぐぐ……」

「友也、絶対美月さんを逃がすなよ。また事件にでもなったら母さんに大目玉だ。」

「うん、わかった。」

「やだー!美月お邪魔虫やだー!」

「そうだ、確か昔使ってた犬のリードが下駄箱に有ったよね。」

「そうだね、タロ助の形見の首輪とリードがあるよ。」

「うえーん!美月犬じゃないもん!わかったよー大人しく帰るよー」


3人は駅に向かって歩いていった。
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