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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第8章 少女の覚醒
私はショーツを横にずらし、性器を手で開き、確認した。

「キャ!なになに!ち、ちょっと!」

濡れている。やはり羞恥に晒されるほどこの少女は性的興奮を催すのか。

「もう、なんなのー!」

「よし、いいよ、合格。よくできました。きっと吹っ切れたはずだよ。あと下着が透けるのなんてこれに比べればどうということないでしょ?」

「……えと、うん。……暑いから…いっか。……暑いからね。」

「うん、もうやめな。」

「……うん。頑張る……頑張る。」

梨果はそういうとベストとスパッツをぬいぐるみのぶら下がったスクールバッグにしまう。

「おっと、まずいなこんな時間か。息子が帰ってきたらことだ。」

「へー!息子さんいるの?何歳?」

「14歳。中二だよ。」

「げっ!同い年じゃん!それヤバいね、はやく帰らなきゃ!」

「梨果さん。夏休みはいつまで?」

「31日までだよ。」

「じゃあ夏休みのうちに温泉にでも行かない?」

「え?温泉好きだけど。でもお泊りはちょっと……」

「日帰りでいいよ。群馬のそうだな……近くだから。」

「え!ホント?行く行く。連れてって。いつ?」

「じゃ、次の日曜は?」

「大丈夫!わかった。楽しみ。」

「よし、決まり。」

「やった!じゃあ帰るね。いろいろありがとう。」

「ありがとうはこっちの台詞だよ。なんかごめんね。かなり強引にしちゃって。」

「……うん、でもいいの。おかげで自分のこと知れたし。男の人のことも……」

「そか。」

「……ん。」

「送っていくよ。」

「ううん、大丈夫。チャリだからブーンって帰る。」

「そっか。」

玄関の外まで送ると自転車の鍵を外す姿で早くも下着をちらりと見せていた。

「パンツみえてるよ。」

「キャ!もう。すっごい気ぃ使うね。」

「はは。じゃあ気を付けて帰るんだよ。」

「うん。じゃまた日曜ね。バイバイ。」

伸びやかな足でペダルをこぎだし、梨果は去っていった。後ろ姿を見送るとすれ違いに息子が帰ってきた。

「あ、おかえり。」

「……今の誰?」

「知り合いのお嬢さんだ。」

「桐邦中の制服……ウチからでてきたよね。」

「あ、ぁ……届けものをもってきてくれたんだ。」

「……ふぅん。」
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