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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第69章 美幸の芸能界デビュー

友也はノートパソコンを持ってきていた。
食事が一段落すると座卓に置いて画面を開いた。
「インターネットで見たら梨果さんたちの評判凄いんだよ。」
「そういえばあのCM、ネットでも流れてるんだっけ?」
「そう、静止画だけどね。ほらCMの最後のツーショットが使われてるよ。」
画面を見せてもらうと制服姿の梨果と美幸が2人で映っており、文字で“河海塾で一緒に学ぼう!”と書かれていた。
「どんな評判なのか見てみたい。」
「”可愛い”というのがほとんどであと“誰?”とか“名前知りたい”ってのだね。そのほかはまぁ……見ない方がいいよ。」
「いやらしい書き込みでしょ?」
「うん……そんな感じ。」
「ほら、インターネットなんてろくなもんじゃないな。」
「……でね、美幸さんは名前を公表したみたいなんだ。あの綿貫プロダクション所属だって。」
「本名で活動するんだね。」
「うん、ホームページにプロフィールが載ってる……ちょっと待ってね。ほら。」
友也がPCを操作し、芸能プロダクションのホームページに美幸の顔写真とプロフィールが記載されている画面を見せてくれた。
「えっ!凄い、美幸ちゃんはとうとうタレントとしての活動が始まったんだね。」
身長からスリーサイズまで記載されたプロフィール。
(まだ中学生なのにスリーサイズなんて記載するのか……)
業界の闇を感じて複雑な気持ちになった。
しかしこれが彼女が高い代償を払って得たものなのだ。本来なら知人のデビューに喜びたいところだが、私たち3人の表情は暗かった。
「……」
「……」
「よし!考えたって仕方ない。片付けしよう。」
「……おじさんが一番考えてるクセに。」
梨果がボソリと呟いたのには気付かないふりをした。
食事が一段落すると座卓に置いて画面を開いた。
「インターネットで見たら梨果さんたちの評判凄いんだよ。」
「そういえばあのCM、ネットでも流れてるんだっけ?」
「そう、静止画だけどね。ほらCMの最後のツーショットが使われてるよ。」
画面を見せてもらうと制服姿の梨果と美幸が2人で映っており、文字で“河海塾で一緒に学ぼう!”と書かれていた。
「どんな評判なのか見てみたい。」
「”可愛い”というのがほとんどであと“誰?”とか“名前知りたい”ってのだね。そのほかはまぁ……見ない方がいいよ。」
「いやらしい書き込みでしょ?」
「うん……そんな感じ。」
「ほら、インターネットなんてろくなもんじゃないな。」
「……でね、美幸さんは名前を公表したみたいなんだ。あの綿貫プロダクション所属だって。」
「本名で活動するんだね。」
「うん、ホームページにプロフィールが載ってる……ちょっと待ってね。ほら。」
友也がPCを操作し、芸能プロダクションのホームページに美幸の顔写真とプロフィールが記載されている画面を見せてくれた。
「えっ!凄い、美幸ちゃんはとうとうタレントとしての活動が始まったんだね。」
身長からスリーサイズまで記載されたプロフィール。
(まだ中学生なのにスリーサイズなんて記載するのか……)
業界の闇を感じて複雑な気持ちになった。
しかしこれが彼女が高い代償を払って得たものなのだ。本来なら知人のデビューに喜びたいところだが、私たち3人の表情は暗かった。
「……」
「……」
「よし!考えたって仕方ない。片付けしよう。」
「……おじさんが一番考えてるクセに。」
梨果がボソリと呟いたのには気付かないふりをした。

