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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第78章 梨果の大立ち回り

「さて……と……」
警察沙汰になってしまったので妻に黙ってはいられない。叱られるのを覚悟で妻に連絡する。
秘書が梨果の服を持って戻ると社長室に社長の姿は既になかったらしい。携帯電話に連絡しても応答することはないようだ。
数分後警察がやってきた。事情聴取に梨果と私、社長秘書に広報部長の大久保氏が署に連行された。
「はぁ……あなた……またなの?」
霞が関の公安から所轄のこの警察署にやってきた妻に呆れ顔をされる。
「申し訳ない。お手柔らかに頼むよ。」
「まったく、私こういう時にしか登場させてもらえないのよ。」
「登場??なんの話だい?」
「え?あ、いや……ちょっと梨果くんの所にも顔を出してくるわ。」
「すまない、よろしく。」
私は二時間ほど聴取され解放された。署のロビーで梨果の解放を待っていると妻がやってきた。
「河海社長も先ほど空港に居るところを連行した。梨果くんの聴取もあと小一時間はかかるかな。」
「河海社長はどうなる?」
「法を犯したから罰則は受けるだろうがこの程度だと金持ちだけに懲役にはならんな。私から言うのもなんだが民事としても動かないほうが得策だ。塾のCMに出ていたのにあまり芳しくない情報があったという証言が出ているからね。一体何をしてるんだいまったく。」
「……申し訳ない。」
それから一時間ほど経って梨果が聴取を終えてロビーにやってきた。
「よく頑張ったね梨果。ご苦労様。」
「社長に一泡くらいは吹かせられたかな?」
「ああ、そうだね。」
「計画通りだね。」
「全部脱ぐ計画ではなかったはずだけど?」
「へへへ……その方が騒動としてインパクトあるじゃん。」
「はは……とにかく危ない目に逢わせて本当に申し訳なかったね。」
「ううん。美幸ちゃんの為でもあるもん……」
この件がきっかけで河海社長はその後、業務上横領や社員や未成年である塾生への性的行為の強要等、様々な余罪が発覚し再逮捕され、懲役となったらしい。
しかし美幸への暴行の件は表沙汰にならなかった。
彼女に対する償いは受けさせられなかったが、公となれば辱めの上塗りをされるし、その後の芸能活動への影響を考えるとそれで良かっただろうと思う。
警察沙汰になってしまったので妻に黙ってはいられない。叱られるのを覚悟で妻に連絡する。
秘書が梨果の服を持って戻ると社長室に社長の姿は既になかったらしい。携帯電話に連絡しても応答することはないようだ。
数分後警察がやってきた。事情聴取に梨果と私、社長秘書に広報部長の大久保氏が署に連行された。
「はぁ……あなた……またなの?」
霞が関の公安から所轄のこの警察署にやってきた妻に呆れ顔をされる。
「申し訳ない。お手柔らかに頼むよ。」
「まったく、私こういう時にしか登場させてもらえないのよ。」
「登場??なんの話だい?」
「え?あ、いや……ちょっと梨果くんの所にも顔を出してくるわ。」
「すまない、よろしく。」
私は二時間ほど聴取され解放された。署のロビーで梨果の解放を待っていると妻がやってきた。
「河海社長も先ほど空港に居るところを連行した。梨果くんの聴取もあと小一時間はかかるかな。」
「河海社長はどうなる?」
「法を犯したから罰則は受けるだろうがこの程度だと金持ちだけに懲役にはならんな。私から言うのもなんだが民事としても動かないほうが得策だ。塾のCMに出ていたのにあまり芳しくない情報があったという証言が出ているからね。一体何をしてるんだいまったく。」
「……申し訳ない。」
それから一時間ほど経って梨果が聴取を終えてロビーにやってきた。
「よく頑張ったね梨果。ご苦労様。」
「社長に一泡くらいは吹かせられたかな?」
「ああ、そうだね。」
「計画通りだね。」
「全部脱ぐ計画ではなかったはずだけど?」
「へへへ……その方が騒動としてインパクトあるじゃん。」
「はは……とにかく危ない目に逢わせて本当に申し訳なかったね。」
「ううん。美幸ちゃんの為でもあるもん……」
この件がきっかけで河海社長はその後、業務上横領や社員や未成年である塾生への性的行為の強要等、様々な余罪が発覚し再逮捕され、懲役となったらしい。
しかし美幸への暴行の件は表沙汰にならなかった。
彼女に対する償いは受けさせられなかったが、公となれば辱めの上塗りをされるし、その後の芸能活動への影響を考えるとそれで良かっただろうと思う。

