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第92章 ドタバタ勉強会

子供たちは勉強会を休憩とし、夕飯を食べた。
友也は“お菓子系美少女”とは何ぞやとの少女たちの問いに説明をしていた。そして私は真田氏撮影の美幸がその“マカロン”の来月号に掲載されるという話をした。

「あの美幸ちゃんがこの雑誌にねぇ。」

「大丈夫なの？」

「多分美幸さんみたいな有名タレントは“パンチラ風”みたいなエロい路線のはやらないと思うよ。」

「さっきから友也はなんでそんなに詳しいのよ。」

奏音に突っ込まれる。

「そういえば友也くんの部屋って行ったことないけど、もしかしたらこういう雑誌が沢山あるのかもよ！」

美月が目を輝かせる。

「私は何回かお邪魔したけどそんな雑誌は見当たらなかったよ？」

奏音が擁護する。いい彼女だ。

「いやいや、そういう日は彼女に見つからないように隠しているに決まってるじゃん。」

それを容赦なくぶち壊す梨果。

「はー？！そんなことないし！」

「じゃあ探索にいこうよ！」

美月が立ち上がる。

「よし！行こう行こう！」

梨果も立ち上がり美月と階段を目指す。こういう時だけは結託する梨果と美月。

「ちょ！！やめて！」

慌てる友也。

「え？友也、慌ててるけど何かやましい物でもあるの？」

「な、な、な、ないよ……」

「……」

その友也の表情を見た瞬間奏音も二階へダッシュする。

「美月ー！梨果ー！私もいくー！」

「ちょ！奏音！まって！やめてっ！」

友也も３人の少女を追って二階へ駈けていった。

「やれやれ……」

私は食事の後片付けをする。洗い物をしていると二階からドタバタと物凄い音と賑やかな声が聞こえていた。