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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第96章 少女いじり

美月が昼食にラーメンを所望したので梨果と美月を引き連れ駅前の中華料理店まで歩いた。
「こんにちわー」
暖簾をくぐり店内に入る。
「あれ?お父さん?」
梨果の父親が懇意にしている店であったのでもしかしたらと思ってはいたが、案の定カウンターに座ってタンメンを啜っていた。
「先生こんにちは。」
「やあ、これはこれは。それに梨果まで。」
「お父さん。偶然だね。」
梨果と私で講師を挟むようにカウンターに座り、美月は私の隣に座った。
「よく来ているからね。日曜日の昼は高確率でここにいるよ。」
「そうなんだ。私なに食べようかなー。何がオススメ?」
「「タンメン。」」
「え?」
「「タンメン。」」
講師と私が二度もハモってしまった。
「と、とにかくタンメンがオススメなのはわかった。じゃあそれにしようかな。」
「美月さんは?」
「わたしは野菜苦手だから普通のラーメンがいい。」
「はいよ。」
「大西くん、注文いいかな?」
講師が店員さんを呼んで注文をしてくれた。
「おや、そちらのお嬢さんは?」
梨果の父親が美月を見て訊ねる。
「私の中学の親友。フルートの名手なんだよ。」
「ほう、そうでしたか。」
「美月、この人私のお父さん。」
「は、はじめまして……高遠美月です。よろしくです。」
人見知りの美月は初対面の人には声が小さい。それに特別クロッキー会事件の話も知っているので多少の警戒心もあるのだろう。
「よろしく。梨果がお世話になってるね。」
「先生は今日はお酒は召し上がっていないのですか?」
「ええ、絵を描くのに久々にやる気が出まして。午後もこれから帰って続きを描こうかと。」
「それはいいことですね。」
おそらく梨果をモデルにした裸婦画のことだろう。確かにここで昼から酒を飲んでいたあの頃より顔色が良くなっている。
「お父さん油絵進んでるの?!見たい!」
「ああ、まだ途中だけどね。順調だよ。」
「えー!みたいみたい。おじさん、このあとお父さんと家に行っていい?」
「え……」
正直行かせたくなかった。しかし実の父親の前で駄目とは言えなかった。
「あ、ああ、わかった……遅くならないようにね。」
「やったー!」
「タンメンとラーメンおまちー!」
「わぁ!美味しそう。いただきまーす。」
「こんにちわー」
暖簾をくぐり店内に入る。
「あれ?お父さん?」
梨果の父親が懇意にしている店であったのでもしかしたらと思ってはいたが、案の定カウンターに座ってタンメンを啜っていた。
「先生こんにちは。」
「やあ、これはこれは。それに梨果まで。」
「お父さん。偶然だね。」
梨果と私で講師を挟むようにカウンターに座り、美月は私の隣に座った。
「よく来ているからね。日曜日の昼は高確率でここにいるよ。」
「そうなんだ。私なに食べようかなー。何がオススメ?」
「「タンメン。」」
「え?」
「「タンメン。」」
講師と私が二度もハモってしまった。
「と、とにかくタンメンがオススメなのはわかった。じゃあそれにしようかな。」
「美月さんは?」
「わたしは野菜苦手だから普通のラーメンがいい。」
「はいよ。」
「大西くん、注文いいかな?」
講師が店員さんを呼んで注文をしてくれた。
「おや、そちらのお嬢さんは?」
梨果の父親が美月を見て訊ねる。
「私の中学の親友。フルートの名手なんだよ。」
「ほう、そうでしたか。」
「美月、この人私のお父さん。」
「は、はじめまして……高遠美月です。よろしくです。」
人見知りの美月は初対面の人には声が小さい。それに特別クロッキー会事件の話も知っているので多少の警戒心もあるのだろう。
「よろしく。梨果がお世話になってるね。」
「先生は今日はお酒は召し上がっていないのですか?」
「ええ、絵を描くのに久々にやる気が出まして。午後もこれから帰って続きを描こうかと。」
「それはいいことですね。」
おそらく梨果をモデルにした裸婦画のことだろう。確かにここで昼から酒を飲んでいたあの頃より顔色が良くなっている。
「お父さん油絵進んでるの?!見たい!」
「ああ、まだ途中だけどね。順調だよ。」
「えー!みたいみたい。おじさん、このあとお父さんと家に行っていい?」
「え……」
正直行かせたくなかった。しかし実の父親の前で駄目とは言えなかった。
「あ、ああ、わかった……遅くならないようにね。」
「やったー!」
「タンメンとラーメンおまちー!」
「わぁ!美味しそう。いただきまーす。」

