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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第104章 文学賞晩餐会
控え室でのんびりとしすぎたせいで会場入りが遅れてしまった。私が最後の受賞者になっていた。
揃いに揃ったゲストの中に梨果と2人で入場する。

(うわー……みんな見てる。そぉっと入ろう。)

ざわつく場内。その時司会者にアナウンスされる。

『一条院先生がお目見えです。お待ちしてました!』

パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!

盛大に拍手されてしまった……

「ほらおじさん、ペコペコしないで堂々として。」

作品のコスプレをした梨果は余裕綽々で腕を組んできた。ブレザー越しの可愛い乳房が腕にツンと触れる。

ボーイに案内された場所に立つと隣には新人賞の佐藤繁氏がいた。彼も梨果を見て驚いた様子だ。

「先生、梨果さんのそれは反則ですよー」

「え?」

「私が霞んでしまいます。」

「ええっ!?」

「冗談です。」

爽やかな笑顔である。
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