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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第104章 文学賞晩餐会
「中学三年生といえばうちの孫娘と同じだね。」

「お孫さん?」

「ああ少し待っておくれ。……キミ、奏音をここへ呼んどくれ。」

「え?」

「お呼びですかお爺様。」

人並みを分けて登場する青いドレスの美女。

「「はーーー?!」」

「えっ?!梨果に……お父様?!」

「「ええーーーっ!!」」

「そういえば奏音の名字って角山だった!どうりで聞き覚えがあると思ったよ。」

「そっちかよ!」

思わず素で突っ込んでしまった。

「なんだね?君たちは知り合いだったのかい?わははははは!愉快愉快!こんなに愉快な日は久しぶりだ。」

演奏を終えた美月もやってきた。

「梨果……奏音まで……凄い偶然!」

「おじちゃんもびっくりだわ。」

「そしておじちゃんがあの一条院巴だっていうね……」

「なんか私の事なんかすっかり色褪せた気がするよ……」

(奏音が角山総帥家のご令嬢!?友也が暗殺されるー!!)

角山会長の登場ですっかり場の雰囲気が変わる。なぜか梨果を奪われ一緒に挨拶まわりをする角山会長。梨果をかなり気に入った様子だ。

(しかし角山会長……私の梨果の肩に手を置くのはやめてもらいたい。そんなこととても言えないけど……)
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