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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第16章 友也14歳の出逢い

通勤ラッシュの満員電車は女子中学生には過酷な通学だと思う。なのに彼女は痴漢が発生しやすいと誰もが知る場所に陣取っており、見ている方がヒヤヒヤした。
(桐邦ではそういう教育してないのかよ……)
あまりに危険なので彼女の後ろに寄り、見張りみたいな役割に徹した。
その日から毎日彼女を見つけ、痴漢危険地帯に陣取る彼女のボディーガードを使命感を覚えながら勝手にし続けた。
でもたったの二駅。桐邦学園は地元駅から二駅なのだ。
彼女は毎日俺に気付くことなく降りていく。
(ふう……)
彼女が降車すると安心する反面、寂しい思いがした。
俺は更に先で別の電車に乗り換えないといけないけど、毎日のこの二駅の時間がとても楽しみだった。
しかし夏休みになるとスケジュールが変わる。
たまに夏服の彼女を駅で見かけて心ときめかすことはあったけど、車両を共にすることはなかった。
(でもこのクソ暑いのになんでいつもニットベスト着てるんだろ。)
(桐邦ではそういう教育してないのかよ……)
あまりに危険なので彼女の後ろに寄り、見張りみたいな役割に徹した。
その日から毎日彼女を見つけ、痴漢危険地帯に陣取る彼女のボディーガードを使命感を覚えながら勝手にし続けた。
でもたったの二駅。桐邦学園は地元駅から二駅なのだ。
彼女は毎日俺に気付くことなく降りていく。
(ふう……)
彼女が降車すると安心する反面、寂しい思いがした。
俺は更に先で別の電車に乗り換えないといけないけど、毎日のこの二駅の時間がとても楽しみだった。
しかし夏休みになるとスケジュールが変わる。
たまに夏服の彼女を駅で見かけて心ときめかすことはあったけど、車両を共にすることはなかった。
(でもこのクソ暑いのになんでいつもニットベスト着てるんだろ。)

