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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第111章 友也の誕生日
「次はスーパーでいいかい?」

「うん!」


スーパーで食材を仕入れて帰宅した。

「よしよし、友也たちが帰ってくる前に急いで準備しよう。」

梨果と私は台所に入り料理をして、その間に美月は居間を飾り付けしてくれた。

「よーし、あらかた下ごしらえはできた。後は揚げるだけだ。」

ガラガラガラ

「ただいまー」

ちょうど友也と奏音が帰ってきたようだ。

「お邪魔します。」

奏音が居間に顔を出した。

「いらっしゃい奏音さん。」

「こんばんはお父様。」

いつ見ても美人なお嬢様だ。夏服のブラウスを美月はもちろん梨果より豊かに盛り上げた胸部をつい見てしまう。

「今日はみんな泊まるんだよね?」

「うん。」

「あーいい匂い。何作ってるの?」

友也が台所を覗く。

「大量の唐揚げだよ。」

「お!唐揚げ、やったー」

友也の好物である。

「奏音、早速だけどちよっと私の部屋に来てくれる?」

「え?いいけど何?」

「いいからいいから。友也くんはここにいてね。」

梨果と美月は奏音を連れて二階に行ってしまった。梨果の考えていることは何となく察していた。奏音も何となく2人の悪巧みを察しているようで訝しむ顔のまま連行さられたような状態だった。

私は下ごしらえした鶏肉を煮え油に漬けることしかできなかった。

「南無三……」

「ん?父さん何か言った?」

「鶏さん……と言った。」

「優しいね父さん。いつもそんな気持ちで料理をしてたんだね……」

私たちの為に身を捧げた食材たちへ感謝を忘れないようにしましょう。
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