この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第16章 友也14歳の出逢い
夏休み最後の日曜の朝。初のレギュラーとしての試合の日だ。今日の為に日々部活に打ち込んできた。

父もこれから出かけると言うので一緒に駅まで向かった。

「ところで父さんはどこ行くの?」

「ちょっと温泉にでも浸かりに行こうかと。」

「独りで?」

「あ、ああ……」

「父さんは相変わらずマイペースだね。」

「ははは。」

「そういえばこの間いた桐邦の制服の子は誰の娘なの?」

「え!?…あぁ、通ってる絵画教室の先生の娘さんだよ。」

「そういえば絵の教室行ってるんだっけね。近くの人?」

「近くなんじゃないかな。コミュニティーセンター方面らしい。」

「へー、そうなんだ……」

駅に着き二人で空いた電車に乗る。その間会話はなかった。
いつも彼女が降りる駅を過ぎ、乗り換えの駅に到着すると父も一緒に降りた。

父は売店で缶コーヒーとチューインガムを買うと、俺にガムをくれた。

「じゃあ、試合頑張れよ。」

「うん、サンキュ。じゃあね。」

この駅で俺は父と別れた。


試合といえば絶好調だった。得点も入れ監督も褒めてくれた。

日中気温は30℃を超えユニフォームは汗と泥でぐしょぐしょになった。

帰り道に部員みんなとファストフード店で勝利を祝って盛り上がった。

(もう18:00か、そろそろ帰らないと。)

みんなと別れるとクタクタになっている自分に気付く。
長い帰路の列車、彼女がいつも降りる駅を過ぎればあと二駅で着く。

(……また彼女のボディーガードをしないとな。)

夏休みが終わる寂しさと、また名前も知らない彼女に会える楽しみが交差する。
/97ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ