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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第115章 美幸との再会
「いただきます。」

食事の準備を終え4人で焼き肉を始めた。
子供たちはいち早く元の仲を取り戻して以前のように打ち解けていた。

「しかしさっき玄関開けたときは驚いた。あの真田美幸が立ってたんだから。普通の地元の制服姿なのにオーラが半端ないよね。」

「そ、そんなことないよ。綺麗にする努力はしてるけど……」

チラリと私を見る美幸。私も何かコメントしないと。

「とても綺麗ですよ。」

梨果が睨んでいるので無難なコメントに留めた。正直友也の言うとおりスターのオーラが身に付いていた。当時の素朴な感じは潜めて人前に出る華やかさを纏っていた。

「あ、ありがとうございます。てかおじさまさっきから何で敬語なのですか?」

「あ、いや、人気女優と思うと緊張しちゃって……あはは。」

「敬語はやめてください……寂しくなります。それとも私も古川賞作家の一条院巴先生として接した方がよろしいですか?」

「いやいやそれは勘弁……わかったよ美幸さん。」

梨果が睨んでる、こわい……

「ねえねえ、環七先生の撮影でジョニーズの男の子たちってどうなのー?」

(なんと梨果はやっぱり若い男に興味があるのか?!)

「みんないい人たちだよ。努力を惜しまないって感じ。私の学校でもその質問が一番多いよ。梨果ちゃんも好きなの?」

「うん、ヤッパリ若い男の子もいいかなーって。」

チラチラこちらを見る梨果。これはきっと嫌がらせだ……

「へー、チャラチャラしてるように見えるけど裏で努力してるんだねー。ナンパとかされない?美幸さんこんなに可愛いから。」

「あら?そういえばさっきから友也くんが女の子を誉めるなんて……なんか変わったね。」

「でしょでしょ?それはねぇ彼女と上手くやってるからなんだよ。」

「ちょ!梨果さん、また余計な……」

「ああ、あの美人な子……うまく行ってるのね、良かった。」

「あーうん、えっと。で、環七先生……上杉鉄矢って怖いの?」

急に矛先が自分に向いたので軌道修正する友也。
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