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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第17章 友也が知った梨果の秘密
「父さんはもうお腹いっぱいだ。友也、近頃元気ないから沢山食べなきゃ。」

「友也くん元気ないの?」

「…………」

少しの沈黙の後、友也が口を開いた。

「……あのさ、昨日父さんのスケッチブック見ちゃったんだけど。」

「!!?」

梨果の顔色が変わった。

「あれって、梨果さんだよね。」

「っ……」

「……ああ、そうだよ。」

私が答えた。

友也は梨果に問い質す。

「梨果さん。本当なの?」

「……うん。見たんだ…。」

「まだ中学生なのに?!有り得ないよね?」

私は専属ヌードモデルの病欠で急遽梨果が代わりを勤めたあの日の顛末を友也に話した。

「それって……梨果さんのお父さんもどうかしてるよ。」

「友也、人様のご家族を悪く言うもんじゃない。きっと仕方がなかったんだ。」

「お父様、いいんです。友也くんの言っている事は正しいです。」

「父さんだって梨果さんの裸を見たんだよね?」

「あぁ、まぁ……そうだな。」

「くっそっ!大人がよってたかって中学生の女の子裸にして絵なんか描いて。」

「…………」

「梨果さんは……ぬ、ヌードモデルをこれからも続けるの?」

「……ううん。この間また頼まれたけど断ったよ。」

「そりゃそうだよ。」

「この先どうなるかわからないけどね……」

「どういうこと?」

「なんか大人の事情があるみたいで父にも逆らえない人がいるっぽいの。」

「無理やりやれと言われたらやるって事?」

「そうなるかもしれない。」

「えぇ……そんなことって。」

「家の事情もあるし……」

「何で梨果さんみたいな中学生が大人たちの前で裸にならなきゃいけないんだよ。」

「……友也くんも来ていいよ。」

「なっ!!そうじゃなくて……ずっと俺はキミを守ってきたのに……」

「えっ?」


「ほらほら肉が焼けてるよ、食べて食べて。父さんは酔っ払って眠たくなったから少し席を外すよ。」

友也も父親の前で話すのは気まずいだろう。2人きりにしてあげることにした。

梨果は立ち去る私に不安そうな面持ちを見せたが、隣の部屋にいるよというサインを送った。
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