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なりすました姦辱
第3章 報復されたハーフモデル

土橋の淫欲がこの体に残っているということは、自分の淫欲……と呼べるほどの曲がった性癖は持っていないが、それはあちらの体に残っているということになる。そんな無茶はできない、と願う反面、急がず焦らずに大事に大事に抱いてきた愛梨が、まだ自分としたことのないプレイを強いられていたなら……。
(くそっ……)
口汚い言葉を吐き出しそうになったのは、想像の中での土橋への苛烈な憎悪だけではなく、愛梨のことを思うにつけ、股間で血潮を溜めた肉幹が上向いてきていたからだった。
心から愛梨を案じ、純情で回顧しているのだ。決して淫らな欲情で心を潤ませているわけではない。にもかかわらず、頭に浮かぶ一糸纏わぬ愛梨の姿に、淫らな反応をしている股間が憎かった。どれだけ精神力で諌めようとしても、隣から漂ってくる香りが後押しをして、覆い隠すスーツの生地に負けず毒茸が持ち上がった。中では、脳天から邪淫の雫が漏らされている。
やめろ、鎮まれ、と念じている間に、電車が目的駅へと減速し始めた。
まだ止まっていないのに、隣のギャルはもう「おりまーす」と声を発してドアへと向かおうとしていた。お前だけが降りるわけではない。とことん、自分本位の女なのだ。だが、スレンダーな後ろ姿のデニム地に包まれたヒップは小気味良く引き締まっていて、後ろから見ても、美しい「モデル体型」というやつだった。こういう内面の持ち主に、こういう恵まれた容姿なんて与えるから、より図に乗るのかもしれない。
創造主への非難をしていたら、電車は止まったとはいえ、まだドアが開いていないにもかかわらず、せっかちな乗客が押してきて、
(っと、……やべ)
躓かされて、鎮まり切っていない肉棒の先が、ギャルの太ももの裏に当たってしまった。
ドアが開き、人々が急に動き始めると、保彦の前にいくつもの背中が割って入った。ギャルは気づいていないのか、それともぶつかられたくらいでは無視することにしたのか、前を向いたまま降りていこうとしている。
電車遅延もあって皆、殺気立っており、出口付近は若干のパニック状態になっていた。まだ10時までには充分時間があるので、保彦は急ぐ人々を先に行かせ、幾分混乱が収まってから電車を降りた。
ホームの壁の黄色い案内表示板で確認し、最寄りの階段へと向かう。
すると──
「オッサン!!」
(くそっ……)
口汚い言葉を吐き出しそうになったのは、想像の中での土橋への苛烈な憎悪だけではなく、愛梨のことを思うにつけ、股間で血潮を溜めた肉幹が上向いてきていたからだった。
心から愛梨を案じ、純情で回顧しているのだ。決して淫らな欲情で心を潤ませているわけではない。にもかかわらず、頭に浮かぶ一糸纏わぬ愛梨の姿に、淫らな反応をしている股間が憎かった。どれだけ精神力で諌めようとしても、隣から漂ってくる香りが後押しをして、覆い隠すスーツの生地に負けず毒茸が持ち上がった。中では、脳天から邪淫の雫が漏らされている。
やめろ、鎮まれ、と念じている間に、電車が目的駅へと減速し始めた。
まだ止まっていないのに、隣のギャルはもう「おりまーす」と声を発してドアへと向かおうとしていた。お前だけが降りるわけではない。とことん、自分本位の女なのだ。だが、スレンダーな後ろ姿のデニム地に包まれたヒップは小気味良く引き締まっていて、後ろから見ても、美しい「モデル体型」というやつだった。こういう内面の持ち主に、こういう恵まれた容姿なんて与えるから、より図に乗るのかもしれない。
創造主への非難をしていたら、電車は止まったとはいえ、まだドアが開いていないにもかかわらず、せっかちな乗客が押してきて、
(っと、……やべ)
躓かされて、鎮まり切っていない肉棒の先が、ギャルの太ももの裏に当たってしまった。
ドアが開き、人々が急に動き始めると、保彦の前にいくつもの背中が割って入った。ギャルは気づいていないのか、それともぶつかられたくらいでは無視することにしたのか、前を向いたまま降りていこうとしている。
電車遅延もあって皆、殺気立っており、出口付近は若干のパニック状態になっていた。まだ10時までには充分時間があるので、保彦は急ぐ人々を先に行かせ、幾分混乱が収まってから電車を降りた。
ホームの壁の黄色い案内表示板で確認し、最寄りの階段へと向かう。
すると──
「オッサン!!」

