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第3章 報復されたハーフモデル

　身勝手ギャル、もしくは茶髪男からならともかく、草野から謝ってもらう筋合いは全くなかった。誘われた昼食は丁重に断り、やがて駅に着き、私は逆方向なので、と、改札をくぐった先で対向のホームへと降りていく草野を会釈で見送った。

　自分もホームへの階段を降りながら、スマホを開く。

「……くそっ!!」

　愛梨がＸに、北欧雑貨の写真とともにポストしていた。

『今日の戦利品
　無くなる前に初日の朝イチでゲット！
　混む前に退散』