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なりすました姦辱
第3章 報復されたハーフモデル

それを自覚しているのかいないのか、終始薄情なキャラを演じていた汐里だったが、身動きできなくされたことをやっと腹に落とした真璃沙が脚をばたつかせて体を捩ると、正真正銘に酷薄な爆笑をしている。
「おい汐里、事故るなよ?」
「んっ、わ、わかってます……、でっ、でも、そのバカギャル、しゃ、しゃべらせ、ないで、ください……、む、無理……」
「んだよっ、なに笑ってんだよっ! ……ねえっ、古宮さんっ、……古宮さんってばっ!」
背凭れに頼らず背すじを伸ばしてシートに座していた涼子は、投げ飛ばした際に乱れたおくれ毛を指で払いながら、真璃沙ではない、在らぬ一点を見つめていた。
「……ごめんなさい。そういうことなの」
「どゆことっ、いっ、意味がわかんないし」
「言わせないで。お願い」
「だから、んくく……、しゃべらせんなっつってんだろババアッ!」
「汐里、しばらく運転に集中してろ」
このままでは、本当に事故ってしまう。
というよりも、きちんと統制しなければ、カオスになりそうだ。
保彦は茹だった土橋の顔を近づけ、
「真璃沙ちゃん。そんな暴れたら、手首が痣んなっちゃうよ? モデルさんがそんなことしたらダメでしょ」
キモ声で忠告してやるや、一丁前にモデルとしての自意識はあるようで、はっとなった真璃沙はもがくのをやめた。
暴れたがためにデニムミニの裾は太ももの付け根近くにまで乱れ、健康的に艶光る小麦色の脚肌を惜しげもなく晒している。これから牝を嬲られるなんていう発想は、まだ芽生えていないのか、少し屈んで覗き込んでやれば容易にスカートの中を鑑賞できるくらい、恥じらいなく脚の間が緩められている。こんな状態だと、脚にばかり目が及んでしまいがちだが、刺繍入りの透ける薄地で、ただ肩と袖を覆っているだけのボレロは、腕を吊られたがために完全に前を開き、クロスデザインとなったホルターネックの黒のオフショルダーニットは、今日も今日とての「腹チラコーデ」、こちらもまた「チラ」どころではなく大きく裾が乱れてしまっており、ネイベルピアスにぶら下がる粒石だけが心細げに揺れていた。
「おい汐里、事故るなよ?」
「んっ、わ、わかってます……、でっ、でも、そのバカギャル、しゃ、しゃべらせ、ないで、ください……、む、無理……」
「んだよっ、なに笑ってんだよっ! ……ねえっ、古宮さんっ、……古宮さんってばっ!」
背凭れに頼らず背すじを伸ばしてシートに座していた涼子は、投げ飛ばした際に乱れたおくれ毛を指で払いながら、真璃沙ではない、在らぬ一点を見つめていた。
「……ごめんなさい。そういうことなの」
「どゆことっ、いっ、意味がわかんないし」
「言わせないで。お願い」
「だから、んくく……、しゃべらせんなっつってんだろババアッ!」
「汐里、しばらく運転に集中してろ」
このままでは、本当に事故ってしまう。
というよりも、きちんと統制しなければ、カオスになりそうだ。
保彦は茹だった土橋の顔を近づけ、
「真璃沙ちゃん。そんな暴れたら、手首が痣んなっちゃうよ? モデルさんがそんなことしたらダメでしょ」
キモ声で忠告してやるや、一丁前にモデルとしての自意識はあるようで、はっとなった真璃沙はもがくのをやめた。
暴れたがためにデニムミニの裾は太ももの付け根近くにまで乱れ、健康的に艶光る小麦色の脚肌を惜しげもなく晒している。これから牝を嬲られるなんていう発想は、まだ芽生えていないのか、少し屈んで覗き込んでやれば容易にスカートの中を鑑賞できるくらい、恥じらいなく脚の間が緩められている。こんな状態だと、脚にばかり目が及んでしまいがちだが、刺繍入りの透ける薄地で、ただ肩と袖を覆っているだけのボレロは、腕を吊られたがために完全に前を開き、クロスデザインとなったホルターネックの黒のオフショルダーニットは、今日も今日とての「腹チラコーデ」、こちらもまた「チラ」どころではなく大きく裾が乱れてしまっており、ネイベルピアスにぶら下がる粒石だけが心細げに揺れていた。

