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なりすました姦辱
第3章 報復されたハーフモデル
 保彦は真璃沙に寄り添うように横掛けでシートをにじると、あの甘い香水の匂いに包まれながら、堂々と真璃沙の腹肌に手のひらを置き、糸を引くような手つきで撫で回し始めた。

「うわっ……、ちょ、触んなっ!!」

 忠告してやったにもかかわらず、真璃沙は腰を撚じって強硬に抗うが、腕を吊られた体勢では手のひらから逃れることはできなかった。瑞々しい肌から返される微震は、汐里に触ってやったときや、涼子に触ってやったときよりもはるかに嫌悪が剥き出しで、よっぽど中年痴漢男の手が忌まわしいらしい。

「いやぁ、ピッチピチのスベスベだねぇ。さすがは18歳だ」
「ああもうっ、ムリムリ……、なぁ、オッサン! やめろって!」

 何故、土橋が歳を知っているのかを疑問に思わないほど、腹を撫でているだけなのに真璃沙の抵抗は半端ではなく、

「ふふっ、痴漢の続き、もっと愉しませてよ。ほらほら、そんなに脚バタバタさせたら、パンティが見えそうになってるよ?」

 手のひらを腹からデニムミニを越えて、太ももへと至らせると、真璃沙の脚はより激しく暴れ回った。しかし膝やサンダルをいくら振り上げられようが全く届かず、汐里や涼子からは得られぬ、若さそのままが張った瑞々しい触り心地を堪能し放題だ。

「うっさいハゲっ! 『パンティ』とか、キモいんだよっ!」
「くくっ、まぁ、こんな短いスカート履いて、生アシ丸出しだもんね。パンチラとかも余裕なんでしょ?」
「んだよっ、余裕とか、わけわかん……、っ!! ちょおぉっ!」

 右膝を曲げれば左の太もも、左足が蹴り出されれば右の太ももと戯れていたが、いきなりミニの前裾をつかむと、思い切り腰のほうへと引っ張った。厚手のデニム地でも、この股下丈では中身を暴いてやるにも張り合いがない。

 駆け出しでもさすがはモデルだけあって、スキニーパンツの時に確認した通りの腰骨の狭さだった。スタイルという点では汐里も誇っているが、過剰なまでにフェミニンな曲線を押し出しているし、涼子については骨盤からして違うのだろうが、長身を活かした芳醇な艶熟ぶりが印象のほとんどを占めさせる。
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