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なりすました姦辱
第3章 報復されたハーフモデル


 カップを受け取る際、カーテシーばりに膝を軽く折っているが、おおよそのスターバックスコーヒーにおいて、そんな礼法は必要ない。

 振り返った姿は、モノトーンカラーのハイウエストワンピース。だが、レース仕立てのピーターパンカラーにフロントリボンときて、しっかりと膝を隠した裾の下には上品なアンクルブーツ、おまけに頭にはベレー帽である。この姿で大学に行っているのだから恐れ入る。下手をすると地雷系と映りそうだが、首から上をきちんと見て、それでもそんなことを言う奴がいるのならば、目が腐ってるとしか思えなかった。

 保彦が木陰から覗いていると、育ちの良さを清泉のように湛える愛梨は、公園の中にあるスタバを出て、奥のほうへと向かって歩いていった。

 隣に、背が高く端麗な若者はいない。
 一人だ。

 汐里と涼子にも手伝わせ、肢体にも顔面にも何発もの白濁を浴びせ、絶頂を繰り返させた真璃沙が、やっとのことで吐いた結果──愛梨の母親は、真璃沙の母親の姉、とのことだった。つまり二人は、三学年差の従姉妹どうしということになる。母親姉妹で仲が良く、お互い一人っ子で、彼女たちも幼いころから姉妹のように育てられたため、今でも真璃沙は愛梨を姉のように慕い、愛梨は妹のように真璃沙を可愛がっているという。

 愛梨から、そんな従妹がいるとは聞いたことがなかった。しかし、こちらから訊かない限りは、なかなか話題に上らないものだろう。もし、真璃沙がメジャーになった暁には、愛梨から「こんな従妹がいる」という話は出たかもしれないが、確かに保彦も、弟の話はしたことはあっても、世間的に有名でも何でもない従兄弟の話なんて、愛梨にしたことはなかった。

 だいたい、この小柄で清楚可憐な愛梨と、あのスラリとしたモデル体型ながらギャルギャルしい真璃沙を並べられたところで、二人が血縁だと見抜くのは到底無理だ。くだんの通りに見た目の印象は全く違うし、人と装に至っては真逆と言っていい。愛梨に可愛がってもらっておきながら、真璃沙があんな性格であることが信じられない。いったい、お前は愛梨の何を見習ってきたんだと真面目に説教したくなる。

 ともあれ、真璃沙が犯した過失は、彼女の血によって贖われた。
 結果、牝奴隷の身分に堕ちることにはなったが。
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