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なりすました姦辱
第3章 報復されたハーフモデル

こうして真璃沙がモデル業に一層打ち込むことにしたのは──、偽警察に騙され、乗り回される車の中で姦され、ホテルのガレージで奴隷の誓いをさせられた凄絶な記憶を、何とかして意識の外に置いておきたいからだった。
あの日、真に脳が渾沌から抜け出したのは、キッチンにいる母へ声だけで帰宅を報らせ、自室のドアを閉めたところだった。
体を見下ろすと、防寒のために持って行っていたレオパードのトレーナーとスウェットパンツ姿、中にはレッスン時に着用するトレーニングウェアを着ていた。鏡に映せば、髪は家を出た時の通りで、メイクもしっかりとしている。二人の女の介助を受け、ラブホテルの風呂で体と髪を洗われ、ドレッサーの前で身繕いをさせられた朧ろ気な記憶はあったが、すべてが幻、自分では気づいていなかった二次審査へのプレッシャーがそうさせたのであって、本当は今日、きちんとレッスンを受けて帰ってきたのではないだろうか。きっと、ぼーっとするあまりに着替えを忘れ、田舎のヤンキーのような恰好で電車に乗ってしまった、ハズすぎる行動だけを後悔すればいいのだ。
だが、荷物を取り出そうと開けたリュックには、朝着ていったボレロとデニムミニ、ゼブラ柄のランジェリー、割と気に入っているオフショルダーニットが無造作に押し込められており、
「うっ……!」
中でも黒地のオフショルダーニットは、丸められた外側の至る所が白い粉状に乾いていて、強張ついていた。中はまだジットリと湿り、丸みを解いたとたん、猛烈な精臭を部屋に漂わせた。
愕然としていると、頃合いが見計らわれたのかのように、スマホが通知音を鳴らした。
『奴隷として指示を待ってろ バカギャルはバカギャルらしく おかしなことは考えるな』
メッセージとともに、髪は強張つき、頬はジットリと湿っている顔へ向け、新たな大量の白濁が飛び散り、「イク」と誰にでもはっきりと聞き取れてしまう叫びを上げて絶頂している、小麦色の肌をしたギャル女子のショート動画が添えられていた。これまでSNSに投稿してきた、自分の映ったショート動画のどれよりも悪辣で、卑猥で……、だが、取りも直さずその映像は、凌辱の記憶は厳然たる現実だということを物語る、動かしがたい証拠だった。
あの日、真に脳が渾沌から抜け出したのは、キッチンにいる母へ声だけで帰宅を報らせ、自室のドアを閉めたところだった。
体を見下ろすと、防寒のために持って行っていたレオパードのトレーナーとスウェットパンツ姿、中にはレッスン時に着用するトレーニングウェアを着ていた。鏡に映せば、髪は家を出た時の通りで、メイクもしっかりとしている。二人の女の介助を受け、ラブホテルの風呂で体と髪を洗われ、ドレッサーの前で身繕いをさせられた朧ろ気な記憶はあったが、すべてが幻、自分では気づいていなかった二次審査へのプレッシャーがそうさせたのであって、本当は今日、きちんとレッスンを受けて帰ってきたのではないだろうか。きっと、ぼーっとするあまりに着替えを忘れ、田舎のヤンキーのような恰好で電車に乗ってしまった、ハズすぎる行動だけを後悔すればいいのだ。
だが、荷物を取り出そうと開けたリュックには、朝着ていったボレロとデニムミニ、ゼブラ柄のランジェリー、割と気に入っているオフショルダーニットが無造作に押し込められており、
「うっ……!」
中でも黒地のオフショルダーニットは、丸められた外側の至る所が白い粉状に乾いていて、強張ついていた。中はまだジットリと湿り、丸みを解いたとたん、猛烈な精臭を部屋に漂わせた。
愕然としていると、頃合いが見計らわれたのかのように、スマホが通知音を鳴らした。
『奴隷として指示を待ってろ バカギャルはバカギャルらしく おかしなことは考えるな』
メッセージとともに、髪は強張つき、頬はジットリと湿っている顔へ向け、新たな大量の白濁が飛び散り、「イク」と誰にでもはっきりと聞き取れてしまう叫びを上げて絶頂している、小麦色の肌をしたギャル女子のショート動画が添えられていた。これまでSNSに投稿してきた、自分の映ったショート動画のどれよりも悪辣で、卑猥で……、だが、取りも直さずその映像は、凌辱の記憶は厳然たる現実だということを物語る、動かしがたい証拠だった。

