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なりすました姦辱
第3章 報復されたハーフモデル
「しょ、しょうがないじゃん。レッスン中だし……」
「そんなに肌を出してたら、イカ臭いカラダがプンプン臭っちまうぞ?」
「イッ……イカくさくなんかっ、……ねぇ、し……」

 言葉が記憶を刺激し、鼻先に、あの痛烈な臭いが漂った気がした。後ろに下がる歩を止めてしまった真璃沙の至近まで寄った土橋が、身をしゃがませ、露出した上躯へと顔を近づけてくる。ネイベルピアスを外している臍周りに湿った息を浴びせられて、肩を押し返そうとするが、逆に幅狭のウエストをがっちりと固められ、涎をふんだんに含んだ舌を、腹肌にべったりと押し付けられた。

「うっ……!」
「んぐ……、イカ臭くはないが、かなりしょっぱいな」
「だか、ら……、レッスン中、つってんじゃん。汗かくよ、フツーに……」
「レッスン中のわりには、さっそく腰がクネクネしてきたぞ。尻軽マ×コが大好きなセックスを思い出してきたか?」

 露肌を舌が這い回ると、嫌がるにしては悩ましく腰が捩れた。自分でも驚く鋭敏な反応に、真璃沙は下肢を引き締め、

「わ、忘れた、し……。あんなこと、憶えてたくないに、決まってんじゃんっ……、もう、ぜんぜん……うひっ!」

 虚勢を張ろうとした途中で、坊主頭がズルリと下がっていって、ショートパンツごと真下から押し上げられた。着衣越しでも、茹だった熱い息が牝丘まで届く。脳天に手をついて背伸びをしたが、逃避した距離を超えて力強く顔を押し付けられ、しかも、舐めるというより、嗅いでいるという息遣いだった。

 経った時間からして、そしてこの土橋の貪欲ぶりからして、愛梨は無事だと考えるのが自然だった。ならば、未遂に終わったとはいえ、大切な従姉を裏切ってしまった罪滅ぼしに、こうして土橋の餌食になってしまうのも、当然の報いなのかもしれなかった。

(ううっ……!)

 自己犠牲を覚悟して少し気を許しただけで、牝奥が引き攣った。

「やめ、ろ……って。きゅ、休憩中、なんだよっ。もう、戻ん……なくちゃ。てか、服、よごすな……」
「黒なら……んっぐ……わからないだろ。おむっ……むしろ汚すために……はむっ……わざわざ黒いのを着てる、って言われても、……っぷ……真璃沙なら納得だ」
「……あうっ!」
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