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なりすました姦辱
第4章 隔絶された恋人
 天文学的、少数、だったはずである。
 なのに、やがて奴隷は増えた。

 汐里は涼子を見た。

 この女もまた、土橋を侮辱した制裁として姦され、牝奴隷の誓いを立てさせられた。冷徹で、多くの者に恐れられていて、しかし実力は超一線級の麗しのビジネスウーマンが、第二の……あくまでも第二の奴隷になった、はずだった。

 汐里は地元でも一番の進学校で勉学に励み、世間一般に讃えてもらえる一流大学を経て、今の会社に入社した。しかしさすがに涼子のキャリアと比べると足元にも及ばない。現時点での仕事の実力面においてもしかり。涼子自身はそれを誇ることはないが、仕事で結果を出し続ける一方で、子供を育ててもいる。ルックス面で惨敗しているとは思わないが、圧勝できてもいない。自分が手引きした応接室で涼子が姦された夜、結局、土橋は自分を姦してはくれなかった。

 以降、自分のほうが一回り以上若いのに、この女は、まるで対等に振舞ってくる。

 その斜向かいに座る真璃沙を眺める。

 この女もまた、土橋に過失を犯した報復として姦され、牝奴隷の誓いを立てさせられた。見るからに頭の弱そうなギャルではあるが、専属モデルとして契約できるほどの華やかさに恵まれたハーフのティーンが、第三の……あくまでも第三の奴隷になった、はずだった。

 汐里はずっと勉学に打ち込んでいたため、小学生から中学生にかけて男子たちから「ガリ子」と名付けられていた。モブ、そのものだったと思う。高校は各中学の頭の良いモブが集まったような学校で、制服を弄ったことなどなく、SNSで発信して称賛を受けたこともなく、女子高生カーストの上位の世界なんて想像できず、ファッションや美容なんて大学で都心に出てきてからだった。自分が運転していた車内で真璃沙が姦された日、結局、土橋は自分を姦してはくれなかった。

 以降、自分のほうがよほど利口なのに、この女は、まるで対等に振舞ってくる。

 しかも、ここ一週間、汐里は土橋に召し出してもらえていなかった。

 そのあいだ、涼子はどうだったのだろうか。仕事と家事が忙しいと宣っていたが、本当だろうか。真璃沙はどうだったのだろうか。オーディション以外にもネットショップのモデル撮影が続くと宣っていたが、本当だろうか。

 本当は、自分がいないところで、土橋に姦してもらっているのではないだろうか。
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