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なりすました姦辱
第4章 隔絶された恋人
 この二人は、何もわかってはいないのだ。

 この酷烈な味を知っているのは、第一位の奴隷だけなのだ。
 それは私だ。

 ババアは、淑女のフリをしてすぐ横取りをしようとする。まったく節操がない。そんな猥乱ないじきたなさを隠して家で母親ぶってるなんて、子供が可哀想だ。

 バカギャルは、そもそも言葉遣いがなっていない。いまだにタメ口で、しかも土橋をオッサン呼ばわりとは何事か。「真璃沙にやれと言っても敬語はムリだ、許してやれよ」? 甘えるな。

 やはり、土橋に最もふさわしく、土橋を最も喜ばせることができる奴隷は、自分だけなのだ。「愛し合う」ところを見せつけてやろう。今日は二人に出番はないかもしれない。

 自分は、格が違うのだ──

「ごちそう、さまでした……」

 快楽中枢が最も刺激される、かつこれまでで最も誇らしい、蠱毒のような優越感に包まれながら、汐里は全ての汚れを平らげた。さすがに手を合わせはしなかったが、口を衝いた言葉は、阿諛ではなく本心だった。

「きれいに食べたな。えらいぞ。ご褒美が欲しいか?」
「え……、あ、はいっ……」
「何がいい?」
「あ、あの、えら、選ばせて、くれるんですか……?」
「ああ」

 また泣きそうだ。
 股奥はもう号泣している。さっそく肉棒をソコへ突き刺して欲しいと願ったら、引いてしまうだろうか?

 インランババアや肉便器ギャルなら、安直に要求してしまうのかもしれない。だが自分は違う。土橋が突き刺したくなった時に捧げるのが、真の奴隷というものだ。この忠節を、土橋に如何なく伝えるには……。

「あの、土橋さんのオチ×ポで……、汐里の顔っ、叩いてください」
「それはどっちかというと罰だろ?」
「いいえっ。……し、汐里にとっては、ご褒美、なんですっ」

 かつてしてもらった打擲を願い出た。あの時は仕事中で、メイクが乱れたらと思うと捧げ切ることができなかったが、今この場所ならば、いくらでも差し出すことができる。

「じゃ、顔をこっち向けろ」

 汐里はその場に正座をし、ももの上に両手を重ね置くと、ひとつ首を揺すって髪を退かせた面貌を、斜め上へと向けた。

「んんっ……!」

 前髪を乱されて、額が叩かれた。
 続け様に瞼も。鼻筋も、頬も。
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