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なりすました姦辱
第4章 隔絶された恋人
 やがて、涼子が白いのに追い掛けられて逃げていくと、汐里が引きずられていった時は『結婚』と言われていたのに、涼子は『レイプ』と言われていたから、さすがに救けたほうがいいかな、と思って腰を上げようとしたら、土橋が自分のほうへやって来始めているのが見えて、これもやめた。

「また出し損ねた」
「……言ったっしょ? アタシにしとけって」

 土橋がそばに腰掛けてくると、真璃沙は丸出しの脚を組み直し、太ももを重ねた密面を少し締めた。

 会話をするためには、短いスカートの奥で湧き起こり続けている騒めきを封じなければならなかった。この中年に完膚なきまでに姦され、奴隷にされ、二人の先輩奴隷とともに乱交するようになってからでも、一番の疼きだった。こんなにも甘ったるしく、もどかしい感覚が、腰回りに蠢動することを初めて知った。本当はスカートの上からも両手で抑えつけたかったが、欲情しているのを知られるのは、イケてるモデルとしてはカッコ悪すぎなので、真璃沙はふんぞり返る土橋の隣で、膝の上に置いた手の甲に頬杖をつき、素っ気ない姿勢を装っていた。

「てか、あの白いキモブタ、誰?」
「涼子を幸せにしてくれる男らしい」
「……。……ふーん、汐里さんも涼子さんも、なんかヤバい男、絡んでたんだね。こわ」
「真璃沙は大丈夫なのか?」
「アタシ? アタシは事務所から『絶対に変な男に引っかかんな』ってめっちゃ言われてるし、引っかかるも何も、しばらく仕事頑張るから男とは付き合わんし。元カレはまあ、アタシがバズったり、モデルでちょい有名になり始めたら、やたら連絡とってこようとしてきたけど、おもっきり無視したってる。……あーでも、TikTokもインスタも、エグいキモコメ入れてくる奴はいるね。つっても、別にネットの向こうのキモメンたちだから、ぜんぜん平気。だからアタシは、オトコ関係、心配なし」

 無意識に口数多く答えてしまうと、 

「そうか。じゃ、俺くらいだな」

 すぐ傍らで、みっともない股間に曝されっぱなしの肉棒がひとつ弾ね、ユラユラと揺れた。
 
「あー……。……うん、オッサンはヤバいね。オッサンなんかとヤッてんのがバレたら、さすがに仕事やってけん」
「じゃ、やめとくか?」
「は? やめとくん?」
「俺はヤバいんだろ?」
「……。てか、アタシにこんなカッコさせといて、ソレ言う?」
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