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なりすました姦辱
第4章 隔絶された恋人
 すると汐里は枕を投げ、バスローブの前を開くと、踵を広く置いて両の脚を全開にした。ペットボトルも栓をしないまま離し、両手を股ぐらへと差し向ける。

 解放した空間へ、より明瞭な淫音を鳴らし、

「んっ……ほら、こっち来て。……私の前まで、来て。よく見て」

 視界を奪う光景、耳を犯す甘美な音、鼻腔を擽る淫らな香り──それらに抗う術もなく、草野は命じられるままベッドへと誘われ、シーツの上で獣のように四つん這いになった。

(おおっ、な、なんと美しい……)

 正面から見上げる汐里は、両のももをほぼ水平にまで開いた慎みのない恰好でありながら、女神が顕現しているかのような眩しさに満ちていた。

「どう? 私のココ」

 尊影の中心で、淡色のネイルたちに飾られて優曇華が満開となり、

「うっ……、美しい、うつ、美しいですっ……ああ、じょ、女性器がこんなにも美しいものだなんて……」
「じゃ、オチ×ポ、挿れる?」
「んぐっ、いけません、わた、私の不慣れなっ……いや、こんな穢れたペニスを、そ、挿入するなんて、考えらえませんっ……」
「きたなくても、いいの。……私、きったないものも、平気で食べるとかする、クソビッチだけど?」
「ああ、ああ……お、お許しを。もうお許しを……。あなたのようなお美しいかたが、どうかっ、どうかそんな……ああ……」

 号泣して容赦を願うと、したたかな舌打ちを聞かされた。

「……ったく、女のこと、全然わかってねーな。もういい。自分でするから、指くらいは貸してよ」
「は、はぁ……、は、はは……はい……、はい……」

 恐る恐る、中指を祠の入口へと近づけていくと、指先が潤い切った柔門に触れるや、汐里のほうから腰が押し出され、根元まで呑み込まれていった。

「んんっ、……そう、そのままに、しててっ……、あんっ、奥……、奥っ、ここ、いい……ああ、オ××コ、きっ、気持ちいいっ」

 生まれて初めて牝の内部に触れる中指へ、貪婪に襞肉が擦りつけられる。熱い蜜を盛大に振りかけられる得も言われぬ感触に、草野が指を喰んでいる牝唇をもっとよく見ようと顔を近づけていったところへ、

「う、上……、上んとこぉっ……出る……あ、当てて……出るっ……んあっ!!」
「んぷっ!」
「はあっ……、二本に、して……ほらもっと出るよ、……ああ、ほら、挿れてっ! はやくっ!!」
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