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なりすました姦辱
第1章 脅迫されたOL

触りたくはなかったが致し方なく、無礼な唇を離させようと、両手で頭を押し返した。
だが、全身を使って顔を押し付けてくる男の勢いに押されて、踏ん張っていた両脚が震え、反動でむしろ自分が細かく足踏みをして後ずさりしてしまった。結果的には、少し距離を置くことができたわけだが、汐里の腰骨を両側から捧げ持つようにしていた男の手の位置が変わっていた。
薄い髪を毟るようにつかんでいる自分の手の両側、鼠径で握り拳が作られている。
折り曲げられた指には、ストッキングの生地が巻き込まれていた。
「……! やめ──」
意図に気づいた汐里が声を上げる前に、華奢な透布は左右へと引き裂かれた。
だが、全身を使って顔を押し付けてくる男の勢いに押されて、踏ん張っていた両脚が震え、反動でむしろ自分が細かく足踏みをして後ずさりしてしまった。結果的には、少し距離を置くことができたわけだが、汐里の腰骨を両側から捧げ持つようにしていた男の手の位置が変わっていた。
薄い髪を毟るようにつかんでいる自分の手の両側、鼠径で握り拳が作られている。
折り曲げられた指には、ストッキングの生地が巻き込まれていた。
「……! やめ──」
意図に気づいた汐里が声を上げる前に、華奢な透布は左右へと引き裂かれた。

