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なりすました姦辱
第2章 制裁されたシングルマザー
 声を密めているわけではなく、保彦にも聞こえてきた。
 別に、土橋に聞こえても構わないらしかった。

「That's how you end up with some jerk saying stupid crap like 'women just flirt to get ahead at work', you know?(そうやって優しくするから、『女は媚びて出世するんだ』なんてふざけたことを言う連中が出てくるわけ)」

 ディレクターとやらに言われては、汐里は相槌を打ちながら拝聴するしかなく、

「Especially, When being nice to someone who brings nothing to the table for the company or your career, what's the point?(特に、事業にもあなたのキャリアにも何の貢献もできない人に優しくしたって、メリットがないわ)」

 女が唇を遠ざけていくと、汐里は小さめの声で「Yes, I see.」とだけ答えた。

「Thank you for your kindness. And I'm also sorry if I've caused any trouble for the Director and Hirose-san.(優しくしてもらってありがとうございます。あと、ディレクターにも、広瀬さんにも、さぞ、ご迷惑をおかけしたようで申し訳ありません)」

 保彦が流暢に言うと、興味を失っていたはずの女は、あら、と少し驚いた表情でこちらを向いた。だがすぐにクスリとした息笑いを挟み、何に対するものかわからない軽い頷きを入れた。

「それで……、ディレクターはどうしてこちらに?」

 ギスギスし始めた雰囲気と、早くこの場の切り上げたさに汐里が話題を変えると、

「プリンシパルが急にリモート会議をしたいって言ってきてね、会議室が空いてないからこっち使うことにしたの。ほら新卒採用の、最終選考の事前レポート、あれの評価を今年はスブラマニアムさんがやったんだけど、でも実は、私に押し付けたのよね。で、替え玉で評価してあげたら、明日リクルートメントのほうから評価理由をヒアリングされることになっちゃったらしくて、慌てて呼び出し、よ」
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