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なりすました姦辱
第2章 制裁されたシングルマザー
 すると女は、九十度、肩で風を切って正面を保彦へ向け、

「土橋さん。私たちの仕事って、結果が全てよね? 役に立たないレポートなんて、どれだけ力を入れようが、どれだけ時間をかけようが、所詮は落書きと一緒なの。土橋さんも、そのあたりの感覚がついていけなくて、辛い思いをした、っていうことじゃないかしら」

 先ほどまでは揶揄の笑みすら交じる嘲りだったが、今や腕組みを崩し、片方の腰に手を置いてやや顎を突き出した女の眼差しには、心底からの侮蔑しかなかった。豊乳を象徴として醸される色香に惑わす麗女でなく、能力の低い者、劣る者はことごとく見下す傲女が、保彦の目の前に立っていた。

 しばらく、凍てつく視線に見据えられていたが、

「そろそろ時間だから行くわね。……土橋さんも、私以外の誰かに見つからないうちに、出ていきなさい。自分で言ったんでしょう、広瀬さんには迷惑をかけないでね」

 と言い、

「……A vile man looking at boobs first shouldn't be cheeky……!」

 そう聞こえる小声で呟いてから、熟れたヒップを揺らして去っていった。

 保彦は血が出んばかりに拳を握った。
 物に当たりたい衝動は、壁や、観葉植物には向けられず、

「入れっ」

 汐里のIDカードのストラップを引っ張ってカードリーダーに翳し、首を引かれて蹌踉けているのもかまわず中へと突き押した。

「えっ……、な……」
「やっぱり、オ××コ、ヤラせろっ」
「そんなっ……、も、もう、時間が、ありませ……、うっ」

 パンプスを挫いての転倒を、正面にあったテーブルに手をついて免れていた汐里の背後から、フレアスカートをヒップの上まで一気に捲り上げた。縁にレースをあしらったダークグレーのヒップハングショーツは、Tバックとは正反対の多めの布地に、大きく蜜染みを広げていた。

「とか言ってるくせに、やっぱりしゃぶって濡らしてやがったな、ビッチのドスケベ女が」
「……み、見ない、で……」
「口ごたえするなっ」

 片手でスカートの裾を上げたまま、もう一方の手でむんずとショーツをつかみ、毟るように膝まで下げていく。

「やっ……、だ、誰か、来たら……」
「知るかっ、ドスケベ女がマン汁ダダ漏れにしてるところを見られるだけだっ!」
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