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なりすました姦辱
第2章 制裁されたシングルマザー
 その夜も、口論は物別れに終わった。

 お互い背を向けてベッドに入り、無言のまま寝入ろうとしていた。しばらくすると背後から夫が身を寄せてきて、涼子の耳元で「ごめん」と囁き、続けて「愛してる」と添えた。意見はぶつかってはいるが、根底では夫婦の愛は健在なのだ、そんな旨を述べ、深い口づけをしてくる。正直、夫にキスをされても昔ほどのときめきを感じないようになっていたが、繰り返される口論に疲れていたし、今一度、彼と夫婦であることはどういうことかを確かめたくなって、涼子は流れに身を任せた。

 肌をまさぐられ、胸乳から太ももまで唇を這わされたが、指間から砂がこぼれ落ちていくかのような中途半端な性感が続いた。バストの突端や牝花を弄られれば、それは幾ばくかは潤うものだが、性愛に身を浸すことはできず、夫に抱かれている自分を、どこか遠くから眺めている気分だった。

 夫の手が内ももに手を添えられた。潤いが足りないからクンニリングスをするつもりだろうと、涼子が事務的に股関節を緩めると、俊介がグズり始めた。

「俊ちゃん……」

 中断し、息子を宥めにいこうと起こした身を引き倒され、ベッドに強く抑えつけられた。泣き声が聞こえ始めるが、夫の力は弱まらない。愕然として真上を向くと、薄闇の中の夫は、眼光に邪な光を宿していた。

「ね、俊介がっ……」
 涼子が腕を伸ばして夫の胸板を押し返そうとしたとき、夫の肉棒が挿ってきた。「うっ……! はっ、離してっ……!!」

 身を捩っても、独りよがりの律動が続く。そのあいだにも、俊介の泣き声は大きくなっていく。一番始めに憶えた言葉──ママ、と呼んでいる。驚愕は怒りに、そして憎しみへと変わり、どこにでもいいから爪を鋭く立てて退けようとすると、亀頭が秘室の入口に押し付けられた。

「いやぁっ!!」

 悲鳴を上げる涼子の最奥に、粘液がふりかけられた。脈動しながら射出している肉棒は……夫の腰つきは、奥へ、なるべく奥へと送り出すような動きだった。

 危ない日である。いや、危なくない日であっても、避妊をしないなんて以ての外だった。

 引き抜かれるや、涼子は股ぐらを拭うことなく、全裸のまま一目散に俊介の元へと駆け寄った。抱き上げて精一杯に遊やしている涼子へ、卑劣な肉棒をぶら下げて薄闇の中から近づいてきた夫は、
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