パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第7章 情報収集の結果

「そうね。最近は一級建築士と工務店や地場のゼネコンをジョイントするコーディネーターみたいな会社も出てきているみたいだから」

と、清香が話した。

「そうなのですね。この辺りでもあるのですか？」

と、興味津々という雰囲気で聞く関。

「ありますよ。何年前だったかしら。この道をまっすぐ行った角の鉄筋コンクリートの家。あれなんか、著名な黒田先生の作品よ。施工も、マンションのことならの長谷川工務店よ」

村上家だとわかった関。脳裏に情報を焼き付け、

「そうなのですね。なんとなくわかります。打ちっ放しみたいな家ですね」

と、相打ちをすると、

「そうそう。若い夫婦だけど、、いつも奥様がポルシェに乗ってお出かけされているわ」

と、清香が話した。関にとっては欲しい情報ばかり。

「それは凄いですね。高級住宅街の豪邸に高級車」

と、話を合わせると、

「そうね。雰囲気のある旦那様だし、奥様も品の良い人よ。そうそう〇〇女学院大学だとか。才媛というべきよね。それで、美人だし、『天は二物を与えず』なんて誰が言ったのかしら」

と、笑う清香。

「そうだね。若いがしっかりしたいい夫婦だよ。奥さんも明るくて人柄もいいし」

と、褒める真一郎。評判は悪くないということか、と記憶する関。

「夫婦仲もいいわよね。日曜日には、一緒にゴルフの練習に行かれているみたいだし」

と、清香が話した。

「そんなに羽振りが良くて、そんな素敵な奥さんがいて、夫婦仲がいいとなると、旦那さんはどんな職業の方なのですか？」

と、関が聞くと、

「歯科医だよ。今度、開業する予定だ」

と、真一郎が話した。今度、開業？ということは、あの村上デンタルクリニックは？と思った関。