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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第9章 実雅子の日常
そうは思ったものの、最近の夫の様子を見ていると、断言できない気持ちになった実雅子。仕事が忙しいということはわかっていた。普段の診察に加えて、歯科医院の建築に伴う打ち合わせがあり、自宅でも仕事をしていることが増えた夫。もともと几帳面で、人任せにできない性格で、自分で決める夫。図面を睨み、インターネットで調べ、確認の連絡をメールや電話でしている夫。遣り甲斐があるのだろう。以前よりさらに活気がある夫。それに引き換え、自分は満たされないものを感じていた。なんとなく、自分が「みじめ」に思えることもあった実雅子。

それが、なぜか、男性たちにエッチな視線で見られることで、満たされる感覚があった実雅子。以前は、そういう視線で見られることが不快だったはずなのに。不妊治療で見られることへの抵抗感が薄れたことはあるかもしれない。でも、それは抵抗感が薄れただけのことで、抵抗感がなくなったわけではなかったのに。

   どうして、嫌じゃなくなったの?
   というか、見られたい。
   そう、エッチな視線で見られると、
   自分が『女』だと再確認できる。
   夫は、そういう対象じゃないと言っても、
   世間の男性は、私をそういう対象として見てくれている。

実雅子は、見られることで、承認欲求を満たしていた。夫に認められない自分。でも、世間には認められている。それが、安堵と達成感に繋がっていた。夫に求められないことで、失われた自信の回復。自分の魅力の再確認。いろいろな要素があったのかもしれない。実雅子は、過去には嫌だった視線が嫌どころか、自分を満たしてくれる好ましいものと感じるようになっていた。

   もっと、見られたい。もっと注目されたい。
   その視線がたまらない。
   もっと、私を女として認めて。
   夫は必要としない私を必要としてくれている。

熱を帯びる二人の男性の視線。
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