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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第10章 二人の男性
俺は、佐藤慎二。〇〇学院大学経済学部の3年生。俺が、あのカフェに行くのは、大学進学以来、何度目か覚えていられないほど。いわゆる、常連というヤツだ。

就職活動で、卒業生の清水志温さんと、カフェで待ち合わせをしていた。先輩と言ってもメールでやり取りしているだけで、どんな人なのかわからない。というより、性別すらわからない。年齢は32歳だとはわかるが。ジェンダーレス時代もいいが、プロフィールに性別は必要だ。シオンという音からして、キリスト教の信者かもしれない。確か、「心の清い者」という意味だったはず。

俺はアイスコーヒーを注文し、そのアイスコーヒーを手に、入口に近いカウンターテーブルのハイチェアに座った。横にはスーツを着た男性がノートパソコンを立ち上げて、如何にも仕事ができるんだというアピールをしている風だった。その男性とは反対側には、如何にも阪神ファンのオッサンという感じのくたびれた阪神タイガースの帽子を被ったジジイがいた。

そのジジイは、俺の目の前のローテーブルの席のローソファに座る女性を見ていた。視線がいやらしいジジイ。そのわけはすぐにわかった。俺も、その女性を見たから。なるほど、ジジイがいやらしい視線でニヤつきながら見るのも仕方がない。30歳くらいの女性だった。バストが大きくて、何カップなのかと、気になるほど大きい胸だった。俺にも彼女がいるが、Dカップだと自慢していたが、そんな大きさではないことは容易にわかった。ただ、比較にならないから、何カップか、推測のしようもなかったが。

もしかして、あの女性?志温という名前が似合いそうな、温かさがある女性だった。

阪神タイガースの帽子を被ったジジイは、しばらくすると待ち合わせの相手らしい阪神ファンの男が来ると、心残りのようだったが、立ち上がって出て行った。

女性は、どうやら俺の先輩ではないらしい。荷物を見ると手提げバッグだけだった。それに、神戸製鉄の営業という雰囲気でもなかった。

そこから、俺と隣のサラリーマン風の男性で、その女性を見ていた。いつになったら、清水先輩は来るのだろう?と思っていた。
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