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第12章 一つになった男たち

「大学の評価は偏差値だけじゃないからね。あちらには、日本で一番のお嬢様が集う学院というイメージがあるからな」

と、関が話すと、

「イメージですか」

と、嘆く佐藤。

「うちは、アレ、関西では有名でも、関東では無名。関西ローカル大学だからね。それに、国公立大学上位の卒業生は、〇〇女学院大学卒業と聞くと、色めき立つからな。ま、実際、お嬢様が多いのは事実だし、くだんの『村上みかこ』という女性だって、雰囲気は充分にあるじゃないか」

と、関が話すと、それを受けて、

「それはそうだ。〇〇女学院大学の卒業生は年齢を重ねても、美麗でお上品な貴婦人が多い」

と、資産運用のプランナーをしている反町が話すと、確かに、説得力があった。

「そうですね。あの雰囲気でチラリズムがあるから燃えるのであって、他の女性がチラをしても、燃えませんよね。そう、ギャップ萌えというか」

と、佐藤が話すと、

「その通り。ギャップだよ。ギャルっぽい女がパンチラしても、ローライズでケツの割れ目が見えていても、『またか』としか思わないし、堂々と見られるけど、あのお上品な雰囲気で、パンチラされると、目が行くし、チラッ、チラッとしか見られないから、さらに燃えるという部分もあるよね」

と、反町が話した。

「そうですね。車も持ち物も、いやらしいくらいに高級なのに、あの女性が乗って、持っていると、絵になるから。なかなかいませんよ、ポルシェ パナメーラが似合う、Louis Vuittonのカプシーヌが似合う女性」

と、熱く語るのは、清水。