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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第12章 一つになった男たち
「それは、お嬢様だからさ」

と、ため息を吐いたのは、重村。

「名家の出身だからでしょうね」

と、関は、咲和から聞いた話を思い出して告げた。

「名家か」

と、重村がつぶやくと、

「旧姓は『せのお』だそうで、岡山県では名家だとか」

と、関が話すと、物知りの反町が、

「妹尾家か、妹尾は、妹に尾っぽと書いて、妹尾だ。平家を支えた武将に妹尾兼康という人がいる。備中の有力豪族だから、岡山県なら、その末裔だろうな」

と、話すと、

「平家か。源平の合戦の時代だな。そこから続いているとなると、確かに名家だ」

と、重村が話すと、

「書き物があるかどうかで、俺たちの先祖だって、その時代には生きていたはずですよ」

と、斎田が笑った。

「ま、そうだが、斎田や反町、重村と言っても、有名人はいないし、佐藤、清水は多すぎて、関は、戦国時代にいたよな」

と、重村が関に話しかけると、

「いましたね。関盛信。でも、関係はないでしょう。関なんて、関所の番人だったくらいの由来だと思いますよ。少なくとも、平安時代から続くような名家じゃない」

と、関は笑った。

「村上という姓は?」

気が付いたように話したのは、清水。

「旦那の村上さんは、父親が愛媛県の出身だそうです」

関が咲和から聞いた話を伝えると、

「三島村上水軍だな」

と、答えたのは重村。

「なんですか、そのさんとうむらかみなんちゃらというのは?」

斎田が聞くと、

「瀬戸内海の因島、能島、来島の三つの島に分かれて割拠した村上水軍のことさ」

と、反町が答えた。

「水軍?」

と、斎田が重ねて聞くと、

「そう。今風に言うと海軍か、海賊か、そのあたりだ」

と、反町が説明すると、

「勇ましいね」

と、答えた斎田。

「海賊の末裔が歯科医か。虫歯に銛を打ち込まれそうだな」

と、笑った重村。それを聞いて笑ったのは、関、清水、佐藤。
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