パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第13章 女たちの反応

残るは、清水。

「結婚記念日にLouis Vuittonのカプシーヌが欲しい」

と、言っていた清水の妻。反町が考えたのは、その

「Louis Vuittonのカプシーヌの黒とピンクベージュの二種類を持っている人妻がいた。しかも、車はポルシェ パナメーラで、自宅は、高級住宅街の豪邸だ」

と、『みかこ』の現状を伝えることにした。欲しくて手に入らないLouis Vuittonのカプシーヌを二種類も持っていると聞けば、嫉妬するのは容易に想定できた。

反町が、話をするタイミングについて話した。

「上機嫌のときに話してはいけない。可能な限り、不機嫌なタイミングで、さらに言えば、アルコールが入っているときに、焚きつけるように話すことが肝要だ。ビールを飲みながら愚痴り倒しているような状態が最適だ。パートでミスをしたとか、家事で何か壊したとか、ママ友の愚痴とか、『やってられない！』とか言って不満があるときに、『そういうけど、世間には恵まれている人もいるんだよ』と、切り出して、さらにヒートアップさせて、『何それ、ムカつく！』と言わせられれば、ほぼ、作戦は成功だ」

なるほどと頷く男たち。あとは、個々に反町がレクチャーをして、それぞれに、作戦を決めていった。そして、解散した六人の男たち。



帰宅すると、反町の話を参考に、それぞれがタイミングを見計らいながら、妻や娘と話した。当然、当日に話ができたメンバーもいれば、翌日、翌々日と時間がかかるメンバーもいたが、三日後には、グループLINEに、『完了』の文字と『支援確保』の文字が並んだ。