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わたしの昼下がり
第3章 訪ねてきた男(1)
 それはそうだったかもしれません。いつか男をくわえ込みたいって思っていたのですから。掲示板のポスターで見たポルノ映画の女優さんの貌を思い出していました。ただ、△井もセールスマンとして養った何かしらの洞察力があったのだろうと思います。わたしの願望に過ぎませんけど…。

 とにかく嫌がるでも騒ぐでもなく抱かれたのですから『都合のいい女』と見られたのでしょう。それでも構わないと思いました。女としての悦びを感じたのは本当に久しぶりでしたから…。隙間が満たされたという感覚だけでなく、何と言えばいいのか、単調ではない感じというか、予期していないリズムでとでも言うか…。

 とにかく不意に、そして的確にわたしが感じるところを責められる感じがこの上なく新鮮に感じられました。そのことがわたしを、からだの隙間だけでなく、心に生まれていた隙間も満たされたような気持ちにさせてもいました。

 『秘密にしてください…』

 わたしは、そう言っていました。言ってすぐに、”今日のことは不問にする”と言ったも同然のことを言ってしまったと思いました。

 『もちろんですよ。誰に話すと言うんですか。ご安心ください。そういう分別は弁えていますから』

 △井がわたしの顔を覗き込んで言いました。今度来るときにも、奥さま連中に見とがめられるようなヘマはしないとでも言うように。わたしも、そう願いました。みんな悪い人じゃないけど、『オトナの付き合い』を黙って見過ごしてくれるようには思えませんから…。
 
 『ご主人『○○○〇〇〇』をお吸いなんですね。ボクも今度からこれにしますよ』

 確かに灰皿に自分が吸わない銘柄の吸い殻があったらおかしいし、タバコの香りも多分違ったりもするのでしょう。ただ女としての悦びを感じていればいい立場ではない現実に引き戻されます。

 夫の嗅覚がそこまで鋭いようには思えませんけど、細心の注意を払った上で忍んできてくれそうな△井に心も少し動いてしまいました。身体だけでなく…。この男なら奥様連中の眼もかいくぐってくれるのだろうと思いました。
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