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わたしの昼下がり
第3章 募る想い
 2週間といえば14日。14人いて14番目なのか。一日に一人ならそうだけど、さすがに休日もなしということは…? でもあの男なら一日に二人は…? それともほかの女との間隔はもっと短いけれどわたしは新参だからまだそれほどには…? そんなわたしが間隔を短くしてもらうにはどうしたらいい…?。

 あの男にとってもっと都合のいい女になればいい?…。もっと抱き心地のよい女になればいい?…。求めることをなんでも叶えればいい?…。からだだけでなくお金も与えればいい?…。

 奥さまたちのお喋りは続いています。お喋りが終わるきっかけになるはずの回収車は今日はなかなか現れません。早く部屋に戻って疼き続けているからだを慰めたい…。井戸端会議が早く終わる事ばかり考えていました。

 「あっ! 来ました! 回収車!」

 思わず声を上げてしまったわたしに、奥さまたちは怪訝そうな顔をしています。

 「あ…。ごめんなさい…」

 ようやく井戸端会議が終わってくれました。わたしは部屋に急ぎます。ソファーに座ると目をつぶります。

 (わたしったら、おかしくなっちゃったのかしら…)

 妄想を繰り広げるわたし。バカみたい…って自分でも思います。でも、とにかくあの男との肉欲に溺れてしまった…。思いを募らせるわたしは、妄想の中で覚えている性戯の限りを尽くします。

 『いろいろご存じなんですね。思っていた以上にスケベな奥さんでうれしいですよ』

 わたしを罵りながらもたぎらせた肉棒を突き込んできます。

 『おっしゃらないでください…そんなこと…』
 『いえいえ。スケベでいらっしゃるほうがこちらとしても心置きなく愉しめるというものですよ…』
 『恥ずかしい…』
 『恥ずかしがってくださるところがまたいいですね…』

 わたしも恥ずかしがる素振りを見せながらも、より深く快感を刻み込まれるために大きく股を開きます。もっと、もっと刻み込んでほしい。貴男のオンナにして欲しい。だから…

 『お願い、中で射精(だ)して…。貴男を待ち受けてひくひくしているところに思いきり噴き出して…』

 わたしはあの男に懇願します…。
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