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わたしの昼下がり
第40章 発情
 今朝も夫と娘たちが会社と学校に出かけていく。慌ただしい時間が過ぎて家にはわたし一人が残る。家の中は静かになったが、食器を洗い、洗濯機を回し、部屋の掃除をしていかなければならない。いつもならすぐにこれらの家事に取り掛かるのだけれど、今朝はそんな気分になれないでいる。わたしはソファーに身を沈め、目を瞑っている。△井ならこう言うのだろう。

 『奥さん、発情なさってますね…』

 今まで何度となく△井はここに現れた。来て欲しいと思うときに以心伝心のように本当に来たことも何度もあった。でも、△井も勤め人。そうそう都合よく現れてくれるかと言えばそうでもない。そんなときは、わたしは一人で慰めて性欲を鎮める。ほんのいっときではあるけど。もちろん頭に思い浮かべるのは△井とのまぐわい。発情し切ったわたしを己の肉棒で慰める△井。台所に立つわたしを後ろから貫く。そんな情景を想像するためにわたしはソファーから身を起こし台所へ移る。

 ブラウスのボタンを外し、シンクの前で足幅を広げ、尻を突き出す。△井をここで迎え入れるときの構え。手は自分の乳房をまさぐる。乳首から膣に快感が走る。家に一人でいるのをいいことに、間男とのまぐわいを思い起こしてハレンチな行為に耽っているわたし…そう思うことで、さらに興奮を高めてもいるわたし。すぐにでもアクメに達してしまいそう。

 ふと夫が置き忘れた煙草の箱が目に留まる。吸い殻から足がつかないようにと、夫が吸っている銘柄と同じタバコに変えた△井。わたしをアクメさせながらタバコをふかしているときもある。

 『タバコでも吹かさないとすぐにイッてしまいそうでね。なにせ奥さんがよすぎるものですから』

 そんなことを真顔で言って見せる△井。わたしはタバコを一本取り出して咥えるとマッチをすって火を付ける。OL時代に多少吸ってはいたものの、今になってわたしがタバコを吸うなんて誰も思っていないだろう。咥えたばこで煙を吐きながら、両手で乳首を刺激しているわたし。脚を広げて尻を突き出して。こんな痴戯に耽っていることなど誰も知らない。△井にも話したことのないわたしだけの秘密。アソコを弄りたくなるのを我慢して、ひたすら乳首への刺激と、ぴくぴくと反応する膣の感覚に浸っている。パンティには濡れ染みが拡がっているだろう。△井が欲しい。△井の肉棒が欲しい…。
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