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愛の笛
第6章 見ず知らずの女を犯す

あのカーセックスから草薙は度々美穂さんに呼び出されて同じように車の中でセックスを強要された。

自分に気があるのだろうと
最初は有頂天だった草薙だが、
呼び出される日に限ってバーのマスターが商店街の寄り合いがあったり、ご贔屓さんに誘われてゴルフに行ったりと、美穂の相手が出来ないときだと知ってしまう。

その日も美穂から連絡があり
「良ければ、また車の中で愛し合いたいなあ」と誘われたが
「すいません、ちょっと野暮用があって今日はいけないです」と断りのメールを入れた。

『冗談じゃない!マスターとセックスが出来ないからって、僕を呼び出して体を求められても困る!
僕はマスターの代用品じゃないんだから!』

野暮用があると美穂に断りを入れたものの、
特に何かしなくてはいけないという用事もない。

かといって、自分の部屋でゴロゴロしているわけにはいかず、
久々にショッピングにでも出かけるかと、少し町外れのショッピングモールを覗いてみることにした。

祝祭日には駐車場を求めてマイカーの大渋滞が出来るショッピングモールだけれど、平日ともなれば閑古鳥が鳴くほど閑散としていて、ショップをゆっくりと見て回るのに快適だった。

そんな中でレディースのランジェリーショップだけ
バーゲンでも催しているのか黒だかりの大にぎわいだった。
バーゲンと言っても、ブランド品の下着なんだから高価だろうにと、我先にと商品を物色するレディ達を眺めていて、ハッとした。
大勢の中から見知った顔を見つけたからである。
そう、あの公園のカーセックスを覗いていた幼い子の母親を偶然にも見つけてしまった。

どんな下着を買うのだろうと、物陰に隠れながら盗み見をしていると、なんとも派手でほとんど下着として用を足さないのではないかというようなセクシーな紫色のブラとショーツのセットを大事そうに抱えていた。

母親は人の熱気に疲れたのか
下着を買い求めるとフロアの一角に設置されているベンチに腰かけた。

「お目当ての下着は買えましたか?」

草薙は、さりげなく隣に腰かけて、彼女の方を見ないで呟くように囁いてみた。

あなたは誰なの?失礼な人ねと
彼女は、しばし、草薙の顔を見ていたがハッとする仕草で思わずベンチから立ち上がった。

どうやら草薙がカーセックスをしていた男だと記憶していたようだ。
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